体の臓器機能の説明!
「肝」
肝は病邪に対して抵抗する機能を発揮する臓器で、血液を貯蔵し、全身の血液分布を調節する。さらに、中枢神経系(自律神経)の活動と関係がある。従って、ストレスを受けたり、機能が低下すると、怒りやすくイライラしたり、その他の神経症状が生じる。また、爪に異変(割れ)が起きたり、目や筋肉に異常が生じやすい。

「心」
心は五臓六腑の大主で、生命活動を主宰し、最も重要な臓器である。血液を循環させ、中枢神経の機能活動を管理していると考えられる。また、発汗や舌の変化(異常)とも密接な関係にある。

「脾」
脾は消化器系統の機能を持ち、飲食を消化し、その精徴なもの(栄養物質)を全身へ輸送する。脾の機能が低下すると、水分代謝障害や肌肉をおとろえさせ、口唇に異常があらわれる。

「肺」
肺は呼吸をつかさどり、人体内の気体交換の器官である。空中より取り入れた清い空気(天空の気)は、飲食物から産み出された水殻の気(地の気)と結合し、各臓器に送られ、全身の気(元気、真気)を統轄する。また、体液を調節、調整させる。肺が邪を受けると、風邪をひいたり、鼻がつまったり、便秘をしたりする。

「腎」
腎は精を貯蔵する。精は生殖と成長発育を維持する基本物質で、先天の精と後天の精があり、臓腑と各組識を滋養する。また、骨と髄を滋養するので歯や頭髪・聴覚・大小便などの異常としてあらわれる。
「六腑とは、胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦の6つの腑で、臓が“陰”で“裏”に対し、六腑は“陽”で“表”です。」
「胆」
清汁(清浄な液)を貯蔵し、分泌して消化を助ける。他の腑は濁を貯留・輸送するのに 対し、胆だけは清汁のみを貯蔵・輸送する。人の行動力(決断)は胆がつかさどる。従って、機能が低下すると、決断力がにぶったり、物事に怯えたりする。

「小腸」
胃の初歩的な消化を経た飲食物をさらに消化し、栄養物を吸収した後、脾の作用によって全身へ滋養し、吸収後のカス(濁)を大腸と膀胱に送る。

「胃」
胃は飲食物を受納し、初歩的な消化をし、小腸に送る。胃の機能が低下すると、ゲップ、嘔吐などの症状が現われる。

「大腸」
小腸が分離した残渣(濁)を、一部の余剰水分と養分を吸収して、糞便を形成して排泄する。

「膀胱」
腎による体液(津液・血液)調節の結果、生成された尿を貯留し、排泄する。機能が低下すると、排尿異常が生じやすい。

「三焦」
物質的な器官ではなく、総合的な機能を持つ。部位(ゾーン)とその機能をいい、そのゾーンは上・中・下の3つからなる。
“上焦”は、舌下から胃上口(噴門部)までのゾーンで、心と肺の輸送・配布作用。
“中焦”は、胃上口から胃下口(幽門部・へそ)までをいい、脾胃の消化・吸収・輸送機能。
“下焦”は、胃下口から二陰(陰部)までをいい、腎・膀胱の排泄作用。