ACE阻害ペプチド
食品タンパク質由来の生理活性ペプチドとして最もよく研究されてきたのが、ACE阻害ペプチドである。
ACEは、ほ乳動物の生体内に広く存在する酵素で、血管内皮細胞に多く分布している。この酵素は血圧調節に密接に関わっており、図2に示すように、レニン-アンジオテンシン系とカリクレイン-キニン系に作用することにより、血圧上昇をもたらす。
すなわち、ACEの過剰な作用が高血圧症をもたらす一因となっており、ACEの活性を抑制することにより血圧を正常なレベルに維持することができる。ACE阻害ペプチドの摂取(投与)が高血圧症の予防や治療に有効であることは、主に高血圧自然発症ラットを用いて検討されてきた。牛乳タンパク質由来のACE阻害ペプチドとしてよく知られているものにラクトトリペプチド(Ile-Pro-Pro, Val-Pro-Pro)があります。
Anti-ACE