イソチオシアネート(Isothiocyanate)は-N=C=Sという構造を持つ物質のグループで、イソシアネート の酸素原子を硫黄原子で置換することによって得られる。
アリルイソチオシアネート はカラシ油に含まれ、辛味の原因となっている。エドマン分解 ではアミノ酸の配列の解析に用いられる。
フェニチルイソチオシアネート やスルフォラファン などのイソチオシアネートは発癌や腫瘍化を防ぎ、化学的な抗がん剤 となる。
これらは様々なレベルで働き、特にシトクロームP450 の働きを阻害して発癌を防ぐ作用が知られている。
またフェニチルイソチオシアネートはがん細胞にアポトーシス を起こさせることが示されている。
例えば、アポトーシス阻害タンパク質BCl-2を生産する薬剤抵抗性の白血病 細胞などにアポトーシスを起こさせることにも成功している。