慢性腎臓病に与える分子メカニズム
日本国内の慢性腎臓病患者は現在、およそ400万人。このうち約27万人が透析治療を受けており、透析治療患者は毎年約1万人ずつ増えています。
人工透析に掛かる医療費は、年間の医療費総額の約5%(約1兆3500億円)に達しているという。塩分の過剰摂取が高血圧を引き起こしたり、心臓や腎臓の機能に障害を与えたりすることは知られていますが、その原因やプロセスについては、不明な点が多かったですが、マウスを使った実験で、塩分の過剰摂取がRac1とMRを活性化させ、腎臓障害を発生しやすくすることを突き止めました。
マウスにRac1の活性を阻害するペプタイを投与したところ、腎障害の改善が見られました。
Rac1を阻害する薬は慢性腎臓病に有効と結果がでました。
特にメタボリック症候群の人は体内に塩分をため込みやすく、心臓や腎臓などの障害が発生しやすい傾向があります。
減量するときは、カロリー制限と運動だけでなく、減塩も実行しないと、意味が半減します。