病院(アメリカ)にて患者さんからの質問に関して回答を掲載します。


トコフェロール (tocopherol)て本当に効果がありますか?


ビタミンE (vitamin E) は脂溶性ビタミン の一種。1922年アメリカ で、ハーバート・エバンス (Herbert M. Evans) とキャサリン・ビショップ (Katharine S. Bishop) によって発見された。トコフェロール (tocopherol) とも呼ばれ、特に D-α-トコフェロールは自然界に広く普遍的に存在し、植物、藻類、藍藻などの光合成生物により合成される。医薬品食品飼料 などに疾病の治療、栄養 の補給、酸化防止剤 として広く利用されている。

メチル基 の位置によって8つの異なる型があり、それぞれの生物学的機能をもつ。ヒト ではD-α-トコフェロールがもっとも強い活性をもち、主に抗酸化物質 として働くと考えられている。抗酸化物質としての役割は、代謝 によって生じる|フリーラジカル から細胞を守ることである。


フリーラジカルはDNA タンパク質 を攻撃することでガンの原因ともなりうる。


最近魔法のビタミンEとして持て囃されていますが、日本人も食卓で昔から海藻など摂取してますので、自然界の恵みから適度に採取することをお勧めします。



過剰に摂取した場合の障害は認められない。

ただし、脂溶性のため体内に蓄積しやすいことから、過剰摂取はすすめられない


特別な場合を除いてですが、効果を求めて多種多様なサプリに頼る事は、非常に危険です、特にアメリカや、欧米では、サプリについての考えがかわりつつあります。