化学の観点から監視すると、1点の癌に与える効果を重視して、その代償として、副作用を引き起こす、しかし、生物化学での細胞組織をターゲットとするバイオ創生薬は、人間の体全体の機能を監視することにより、副作用を起こしにくいと考えられます。


何処に着目するかがポイントではなく、どうすれば機能を回復でき、又癌細胞に侵食されないかを、考える事が、重要と考えます。


毒で毒を制す

人間の体には細胞で細胞を治す!


あるべき姿と思います、現在COXⅢ(癌細胞にヒット)を理論上可能にを目標に考えて、現在キナーゼとの混合結合を完成しつつ研究しています。

存在しない結合体を自然の力で可能にを考えてます。



 特性  COX-1  COX-2
 mRNAのサイズ  3kb  4kb
 遺伝子の局在  9番染色体上  1番染色体上
 酵素の性質  構成酵素  誘導酵素(脳・腎では構成酵素)
 ステロイド剤の作用  殆ど阻害されない  強く阻害される
 誘導因子  殆ど誘導されない  サイトカインなど
 生理作用  胃粘膜保護、血小板凝集、利尿、血流の維持など  炎症反応、血管新生、排卵、骨吸収、創傷治癒

COX-1
 COX-1は、どの組織(胃粘膜、血管内皮、血小板、腎など全身)の細胞(小胞体)にも、活性型として常に一定量存在する、構成型酵素。

 COX-1は、正常状態では、恒常的に、血管内皮細胞や胃粘膜上皮細胞に発現されている。 COX-1は、胃粘膜保護(PGE2PGI2 を産生して、胃粘膜の血流を維持したり、粘液産生を増加させる)や、血小板凝集 の抑制(PGI2 の産生)や、腎血流量の増加などの、生理機能の維持に関与している。

 腎髄質で合成されるPGE2 には、腎血管を拡張し、腎血流を維持する作用がある。

 血小板でのトロンボキサンA2TXA2 )の合成は、主にCOX-1による。

 COX-1活性を阻害すると、胃粘膜障害、腎障害 (腎機能の低下)、出血傾向PGI2 よりTXA2 の合成が阻害された場合)などの副作用を来す。
 アスピリン は、COX-1阻害活性が強い。

 COX-1は、糖質コルチコイド(ステロイド剤 )により、遺伝子の発現が、抑制されない。

 b.COX-2
 COX-2は、サイトカイン (特にIL-1TNF-α )などの刺激により、一過性に核内で産生され、核膜に存在する誘導型の酵素で、炎症細胞(マクロファージ、好中球、線維芽細胞、滑膜細胞など)に発現する(注1 )。
 刺激によりCOX-2が合成され、COX-2の酵素活性が発現するまでには、少なくとも1~2時間必要。 

 COX-2の主要産物は、PGE2
 PGE2は、細胞内のcAMPレベルを上昇させる。cAMPは、ポジティブフィードバックで、COX-2を誘導する

 COX-2は、PGE2 を産生させ、血管透過性 を亢進させ、炎症初期の血管滲出反応に関与する。
 知覚神経で瞬時に感知するような、非炎症性の痛みには、COX-2は、関与していない。

 細胞膜からアラキドン酸を切り出すホスホリパーゼA2PLA2 )も、COX-2と連動して誘導されるおそれがある。

 非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)は、COX-2を選択的に阻害する薬剤の方が、胃粘膜障害、腎障害 (腎機能の低下)、出血傾向などの副作用が少ないと考えられる。
 しかし、胃潰瘍部位では、誘導されるCOX-2が、PG(特に、PGE2)を生成し、潰瘍の治癒に重要な役割をしていると考えられる。ひとたび潰瘍が発症した場合は、COX-2活性を阻害すると、肉芽形成や血管新生が抑制され、治癒が遅延する危険がある

 COX-2は、糖質コルチコイド(ステロイド剤 )により、遺伝子の発現が、抑制される。

 COX-2は、核の無い血小板には存在しない。
 COX-2は、腎臓では常時存在している:COX-1は、腎髄質でNa量を調節し、COX-2は、腎髄質で濾過量や血流量を調節している、という。
 COX-2は、脳や脊髄の内皮細胞(brain endothelial cells)にも存在している。
 COX-2は、受精卵の着床の際に必要。

 COX-2の遺伝子は、PKC に依存しており、発癌に重要な役割をしている。何故ならば、COX-2の過剰な発現は、アポトーシス を抑制し、腫瘍細胞の浸潤を増加させる
 COX-2の誘導には、cAMPが関連する。

 PGE2 は、細胞膜上のEP2受容体 を刺激して、細胞内のcAMP レベルを増加させる。cAMPは、ポジティブフィードバックで、COX-2を誘導する。


適応の癌
脳腫瘍、咽頭癌、喉頭癌、大腸癌、肺癌、食道癌、肝臓癌、膵臓癌、
胃癌、膀胱癌、前立腺癌、乳癌、卵巣癌


セレブレックス(COX2-阻害剤)と言われる、消炎鎮痛剤にCOX2蛋白を阻害することによる抗腫瘍効果があるのではないかと言われている。
目安摂取量は1日200mg~400mg程度。多量に摂取すると、心血管系に対するリスクが出てくる。


創生医薬では、35mgの服用で効果を確認できます。