今回のイタリア旅行。
旅の計画でいち早く決まっていた目的地の一つがアッシジでした。
フィレンチェから車で2時間ちょっと。ワンディトリップです。
そもそも。この4人の旅仲間が初めて会ったのは、去年のゆの里&高野山ツアー。
空海が高野山に仏教の根本道場を開いたように、聖フランチェスコも、アッシジの山の標高800メートルほどの所に洞窟を作って、そこを瞑想、祈りの場にしていたとか。
メンバーのうち二人は20年ほど前にアッシジは訪ねたことがあったようなのですが、今回の旅では、「もう一度行きたい」という希望がありました。
旅の相談をしているうちに、これは何やら、空海とも共通項があるのでは?と思った私は即座に「行ってみたい」と思ったのでした。
丘の上に街が広がるアッシジ。
この丘は「天国の丘」と呼ばれているのですって。
(昔は地獄の丘だったそうですけれど)
ちょっと曇っていて残念な写真ですが。
まずは、山へ。
目指すは、聖フランチェスコが瞑想、祈りをささげていたカルチェリの庵です。
同行のOさん曰く、ここはパワースポットだということ。
私はパワーなど全然わからないのですが、きもちいいところか?
そうでないところか?くらいは感じますよね。
ここは気もちよく歩けました!
ここから先は聖域です。
下界を離れた山の上というのは、物理的にもエネルギー的にも邪魔するものがなく、清廉な気が満ちるものなのか?それとも祈りの力がそうさせているのか?
どちらかはわかりませんが、この庵まで足を運ぶ観光客は少なく、静かに聖フランチェスコの祈りの面影を探すことができました。
いい時間でした~。
そして。アッシジの街へ
聖フランチェスコ大聖堂。
この中庭は聖フランチェスコの辻説法に感銘を受け、女子修道院を起こしたキアラさんのサン・ダミアーノ教会。
キアラさんのことを想像すると、自然と空海の愛弟子であり、もしかしたら恋人だったのでは?という説もある眞名井御前を思い出す私。
キアラさんの生活していた場所が、なんだか、いとおしく思えてなりません。
セミに説法をしている聖フランチェスコ像。
聖フランチェコのご両親の像です。
お母さまはフランス人だとか。
だから「フランチェスコ」なんですって。
のちには聖人と呼ばれる息子を持った両親。
どんな気持ちで今、いらっしゃるのでしょうね。