本日は,日本国憲法の制定と9条と自衛隊についてビデオを見ながらそれぞれのポイントについてみんなで考えました。まずは,ビデオを見る前に用語プリントP9の⑥ファシズム⑦ヒトラー⑧ムッソリーニ⑨プロパガンダについてふれました。

ファシズムとは,全体主義のことで,国家の発展を最優先し,そのためには基本的人権の侵害など容易に行われる国家体制です。この体制の老舗は⑧ムッソリーニのイタリアでしたね。そして,ヒトラーのドイツで吹き荒れます。彼らは,プロパガンダ(特定の考えをおしつける宣伝)をうまく利用して人々の心をつかんだのでした。その結果,多くの人々が生きながら地獄を見ることになったなんて話をしました。昨日の話と結びつきますが,宣伝などの雰囲気に踊らされることなく,自分で真実を見極めしっかりと行動することがいかに大切かということをこうした歴史が語っています。

日本国憲法の制定については,日本が草案をだしたけど,GHQからOKが出ず,マッカーサーの草案が第90回帝国議会に提出され,可決されて,日本国憲法となり,公布されたのでした。

9条ですが,日本は戦争には負けましたが,アメリカが日本の頑張り,強さを身に染みて感じて加えた条文ではないでしょうか。現実の国際社会では考えられない交戦権の否認や戦力の放棄などを憲法の骨子の一つとしたのはそんな裏があったのだ思います。

ところが,1950年に朝鮮戦争が勃発すると,社会主義と資本主義のおしくらまんじゅうが始まります。アメリカは,同じ資本主義陣営の日本に戦力を持たせないわけにはいかなくなりました。

それが,自衛隊の前身である警察予備隊です。そして,保安隊,自衛隊となっていきます。資本主義国家のボスであるアメリカのご都合主義に日本は,踊らされているようですが,結果として,日本は,70年以上,戦火を交えることはありませんでした。さらに,こうした世界情勢の流れの中で生まれた自衛隊は,世界のどこの国にもない平和維持組織として新しいポジションを得ました。

その存在にについて憲法上の解釈云々の声をよく耳にしますが,現実問題として自衛隊は世界に誇れる組織であることは,世界や国内での自衛隊の活動を見れば間違えはないことだと思います。

これは,私見ですが,世界に誇れる戦争をしない軍隊である自衛隊を生んだのは,アメリカのご都合主義ではなく,アメリカが第9条を定めざるを得ないぐらいに大陸や太平洋の諸所で奮闘され,尊い命を日本のために犠牲にされた方々ではないかと思います。