英語シリーズ~英語は突然聞こえるようにはならない~ | 「先読み力」で人を動かす

英語シリーズ~英語は突然聞こえるようにはならない~

よくテレビや雑誌などで英語を勉強している人が、「ある日突然英語が聞こえるようになった」と言っているのを聞いて、私は未だに「いいなー。自分にも来ないかなー」とうらやましく思います。


私は、アメリカとイギリスで計4年生活しました。でも私にはその日が来ていません。


「才能とは何か?」 に書いてあるとおり、私は語学の才能がありません。


なので、ある日突然英語が分かるようになる人は多分、少なくても私よりはかなり才能があるのでしょう。そのため、私の意見は一部の人しか共感してももらえないかもしれませんが、私はある日突然英語が聞こえるようになった」ということは起こらないと思っています。



私は英語が全く出来ない状態でアメリカに行き、英語を勉強しました。なるべく英語の環境にいようと、アメリカ人友人のグループとなるべく一緒にいるようにしていました。


ある日のこと。


いつもと同じように全く分からないなーと思いながら聞いていたところ、ある日突然そのTimの英語がクリアーに分かるようになりました。もしかしてこれが、あの「ある日突然?」ととてもワクワクしました。


ところが、その日を境に英語が聞こえるようになったか、と言えば実際にはそうではありませんでした。英語のテレビを見てもやはり分からないし、他の人の会話が聞き取れるようになったか、と言えばやはり違います。Timの英語が突然分かったのは、勘違いだったのか、と思いました。しかし、翌日Timと再度会話した時も、やはりTimの英語はクリアーに聞き取れます。


なぜだろう?


よくよく考えてみると、Timの英語や話し方の癖に慣れた、ということでした。なのでそれ以外は今までどおり理解できない、ということです。


しかし、その法則を発見した私は、英語が分からない精神的ストレスから多少なりとも解消されました。慣れれば分かるようになるだろう、と思えるようになったからです。実際に、はじめ全く理解できないと思う人、例えばインド人英語でも中国人英語でも、しばらく一緒にいればその人の英語はかなり分かるようになる、という経験を何度もして確信がもてるようになりました。


私の考えは、20歳以降に英語の勉強をする場合、語学の才能がある人でない限り、「ある日突然」という日は来ない。ヒアリング力とは壮大なる努力の末、身に付くものだ、と思っています。

ヒアリング力を測る指標の1つとして、バラエティーにとんだ人の英語(例えば、アメリカでも訛りがある南部、北部の英語、イギリス英語、インド人英語、中国人英語など)に1つずつ慣れていく、ということが言えると思います。


「ある日突然英語が聞こえるようになった」ということは起こりません。バラエティーにとんだ人の英語を聞いて「ある日突然、その人の英語が聞こえるようになった」という積み重ねがヒアリング力向上だと言えるでしょう。


日々の努力こそ結果をもたらすでしょう。