書くべきかどうか迷い続けていたら3ヶ月も経ってしまった…(迷い過ぎw)。


お互いに相手もいるので、そういう意味でも迷っていたけれど、


私にとっては、結果的にすばらしい出来事となったので、書き残しておきたいという思いが強まり、書くこととしました。



御茶ノ水ではたらく日々のBlog。-DSC_0133.JPG


昨年の秋ですが、11年振りに元彼氏と再会しました。


11年間、一度も連絡を取り合ったことはありません。もちろん、会ってもいませんでした。


仮にA(元彼氏)とさせていただきます。


Aとは大学の同級生で偶然同じアパートに住んでいた同士で、でもそのときは挨拶程度の仲。


卒業してから偶然再会し、お付き合いをするようになって、2年間を一緒に過ごしました。


当時、Aは仕事が終わると電車で1時間半もかかる私の自宅まで毎日会いにきてくれ、


私が不安に思わないように、連絡もマメにしてくれる人だったし、お買い物やどこかへお出かけするときも、いつも一緒に来てくれる、そんなやさしい人でした。


勿論、結婚も考えていました。私もAと結婚したいと思っていたし、


後にも先にも私にとって一番結婚を真剣に考えたのはAでした。


が、反面、私のことを好きなゆえだったのか、性格的なものなのか、


束縛も激しく、その束縛は徐々にエスカレートをしてゆき、


私の携帯は常にチェックし、男友達に会うのも当然NG、結婚式の二次会や飲み会に参加をすることも、へんな男に捕まるかもしれないということでNG、白い洋服は透けるからNG(苦笑)と、


生活にも支障がでてくるほどとなりました。


そんな中、気がつけば私はAのいいなりの下でしか行動ができなくなってきて、


当然、そのような生活は長続きするはずもなく、


ある日、私は爆発してしまい、私の部屋にあるAの荷物を淡々とまとめて袋にいれて、「これを持って帰ってください」と言い、Aを追い出しました。


それ以来、一度も連絡もせず、会ってもいませんでした。


あれから11年が経過し、


あるきっかけでAのほうから連絡があって「今度、会わないか」と誘われました。


私は、迷いました。


Aが既に結婚をしてお子さんがいることも知っていました。


それより、かつて私を強く束縛し、異性と会う事さえ許さなかったくせに、


妻子がありながら、彼氏のいる私に「会いたい」と言ってきたことに対して、素直に「はい」と言う事ができませんでした。


なので、一度はスケジュールの都合がつかないという理由で断りました。


それから半年が経ち、昨年の秋、ふたたび連絡があって、会おうと言われました。


私もそのときは素直に「11年振りに会ってみたいかも」と、ちょっとした好奇心が前面にでていたこともあって、


11年振りの再会となったわけです。


久々にヘンな緊張をしました。


Aは見た目、全然変わっていませんでした。


昔のまんま、笑顔が子供みたいで、オシャレで、ニコニコしていました。


Aからも同様に、Megは変わっていないしカワイイし、美貌保ってるなーと驚かれました(苦笑)。


最初は、お互いに会っていなかった11年間を埋めるように、お互いのこれまでを振り返りながら話しました。


懐かしい話が終わり、最近のお互いの仕事の話もしたりと打ち解けてきたころに、


「Meg、あの頃はごめんね」と、そう言われました。


えっ・・・、ちょっと動揺しました。


Aから、


「あの頃、Megを束縛してごめん。


 俺、本当にMegのこと大好きだった。


 大好きだったから、自分の家にも帰らず、毎日電車で1時間半かけてMegに会いにいった。


 誰にも奪われたくなかった。


 でも、俺が束縛することでMegの個性や社交性やMegの持つ良さを潰してしまっていたことも分かっていた。


 そのことを会って謝りたかった。」


そう、言われました。


その場では笑ってごまかしてしまいましたが、


本当は泣きそうで、涙がでそうでした。


まさか、あの頃のことを謝られるなんて・・・想像もしていなかったから驚きました。


んー。。。嬉しかったのかな。涙が出そうになったっていうことは。




私の彼氏が元彼女と会うとなったら、どんな理由でせよきっとイヤな気持ちになると思うし、


私も正直彼には申し訳ない、と思っています。


が、私は今回、会って良かったって、そう思えました。


11年の間、ずーっと抱えていたモヤモヤが消えたし、


AはAで、私に対してずーっと謝りたい、という思いを持ってくれていたことも嬉しかったし、


私はこんなにステキな人と付き合っていたんだなーと、結果、自分の自信にも繋がったから。


ちなみにAは、仕事でキャリアアップをして、今では毎月、日本とアメリカを行き来するビジネスマンへと成長し、


マイホームも構え、かわいい奥さんとカワイイ二人のお子さんと一緒に暮らしているそう。


しかも奥さんは、私と同じ地元出身で駅も一駅しか離れていないぐらいの至近距離らしい(苦笑)。


人って、好きになるタイプはあんまり変わらないのかもねーなんて、そんな冗談も言い合いながらの再会となりました。





Meg