人が書いたものを読むというのは、自らが創作活動をするうえで大事なことだと思っています。
それゆえ、イベントにサークル参加したからには、他のサークル作品を購入するよう努めています。
今回の作品は、第29回文学フリマ東京で入手した『文章校正のしをり』です。



◆著者 moi
◆発行者 音引屋(おんびきや)
◆大きさ 148mm×148mm
◆容量 全66ページ(表紙抜き)
◆製本 右平綴じ

プロフェッショナルの視点で書かれた、校正・校閲技術の入門書です。
コンパクトにまとめられていて、分かりやすく、かつ、読みやすい本です。同人作品を手掛ける皆さんや、大学・高校の文芸系部活やサークルに必携の書ではないかと思います。

誤字・脱字や用語等のチェック、版面(はんずら)の体裁確認などにとどまらない、校正・校閲の世界の奥深さを初めて知りました。

 

特に「内容の整合性」「事実確認」といった作業は、経験によって培われた技術と知見がものをいう職人技のようで、作品の品質をより高めたいなら、校正・校閲は有料でもプロにお願いしちゃった方がいいんじゃないかと思えたりします。ただ、プロの校正さんをどうやって捕まえるのかが分からないのですが……。

初版の発行が2017年ですから(入手したのは2019年の第8刷)、当サークルとしても、もっと早くに出会っておきたかった一作です。

第30回文学フリマ東京(2020年5月6日・東京流通センター 第一展示場にて開催)に、申込先着枠で出店が確定しました(ブースの配置等は未定です。決まり次第お伝え致します。)。

皆様のご来店をお待ち致しております。

 文学フリマ、サンシャインクリエイション等に出品した処女作『青い悪魔と黒い神使』が好評を博した(と思う)当サークルの作家、木枝普。

 

 その新作『〈拉麵こはく〉の正当業務行為』を令和元年12月21日に発行する運びとなりました。印刷所の都合(季節がら、例のアレのせいで激烈多忙なのでしょう)により、公開は令和2年新春予定です。

 

 前作同様、多くの方がお手に取って下さるよう、Project Be Sillyとして願ってやみません。皆様、どうぞ宜しくお願い致します。


【タイトル】『〈拉麵こはく〉の正当業務行為』
【著者】 木枝 普
【発行所】 Project Be Silly
【ジャンル】創作小説
【概要】
事件は
  事件にしない限り
    事件にならない――
 現代社会に現れ、好き放題、勝手放題に私腹を肥やす悪代官と悪徳商人。私利私欲の悪行三昧をなんとかして阻止したい警察だが、そのための有効な手段を見出せないでいる。不埒な悪代官と小狡い悪徳商人を成敗できるのは将軍様しかいないのか!? あの、気弱な将軍様しか――。
【規格】A5 右綴じ 150ページ
 ※画像はカバーの印刷原稿です。


 

Project Be Sillyは、今年の2月にできたばかりのサークルですので、同人即売会に作品を携えて出店するのは、当たり前ですが今年が初めてでした。


そもそも拙作なんぞを買って下さる方がいるとは思っていなかったので、即売会での販売数(各イベントを通しての累積)が二桁代に載りましたことは、正直に申し上げて意外でした(もちろん嬉しい)。
 

この意外な経験を踏まえ、イベントに参加してみての素人としての雑感を述べておきたいと思います。今後、同人誌即売会での出店に初挑戦したいと思っているサークルや個人の皆様にとって、一つの具体例として参考に供されるならば幸甚です(ここに書かれていることは、たったの5回だけ出店してみての素人の感想に過ぎません。妙に一般化して考えてはいけません)。

1.今年の出店履歴等
まず、今年、サークル参加(出店)したイベントは次の五つです。
 ・Comitia129(2019/8/25開催)
 ・COMIC1☆16(2019/10/6開催)
 ・亀城祭(仮)第25回(2019/10/27開催)
 ・サンシャインクリエイション2019Autumun(2019/11/5開催)
 ・第29回文学フリマ東京(2019/11/24開催)
このほか、イベントの雰囲気や出店サークルの様子などを観察するため、次の三つに一般参加者として潜入しました。
 ・サンシャインクリエイション2019Spring(2019/3/10開催)
 ・第28回文学フリマ東京(2019/5/6開催)
 ・Girls Love Festival28(2019/9/16開催)


2.頒布した作品
各イベントで頒布した作品は、小説『青い悪魔と黒い神使』(A5・右綴じ・394ページ(表紙除く)・カバー付き)の一点だけです。だって、これしか作っていないのですから。
しかし、それが望ましい方向に作用したように思えます。品物は1アイテムしかないのですから、お客様が決めるべきは「買うor買わない」それだけです。財布と相談しつつ「どれにしようかしら」とか、悩まなくてよいのです。これは心理的に楽なのではないでしょうか。


3.サークルカット
カタログに掲載されるサークルカットでは、サークルの紹介は一切しませんでした。「Project Be Sillyとはどんなサークルなのだろう」と、そんなことに関心を抱く人、いないでしょ? だから、サークルカットには、作品の概要文だけを載せました。
『青い悪魔と黒い神使』◆A5版394ページ◆20年前に断行された「学園破壊計画」ですっかり変貌してしまった南陵高校を舞台に、ちょいエロでおポンチなJK、ユキ瑠・しぶき・遥たちが繰り広げるコメディー。この子たちは頭が良いのかバカなのか!? 小説に擬態した起業入門副読本がここに爆誕。
てな感じで。ただ、これが販売にどう貢献したのかは推し量りようがありません。

4.出店装備
90㎝×45㎝のスペースを飾る出店装備。我がサークルがイベント会場に持ち込んだものは、
 ・敷布(昔、現地で購入したグアムの旗。大きさがちょうどよかった。)
 ・POP兼値札(A4のピンク紙一枚。パウチ加工。)
 ・イーゼルスタンド(見本品を立てて見やすくするためのもの。100円屋で買った。)
以上の三点であります。

メニューが一品しかないので、マガジンラックやポスタースタンドなどの器具類は必要なかったというのが実情です。装備品が少ないので出店作業が5分ぐらいで済むという利点はありました。

5.読者の感想
POPに読者の感想を明示しました。

てな感じで。

サークル外の方(2人)に査読用の献本をし、あらかじめ寸評を頂いておいたのです。
これは会場内の道行く人々に結構見てもらえたと思います。その場で「一冊下さい」と言って下さった方も幾人かいらっしゃいました。


6.服装
イベント当日に売り子を務めた私は、明らかにそれと分かる不細工な中年おぢさんです。その容姿はハッキリ言って泥人形です。汚らしい泥人形おぢさんが、ちっとも冴えないラフな服装で店番をしているブースに、人が寄り付くわけがありません。
で、亀城祭(仮)以降、少しはましな格好をすることにしました。具体的には、ワイシャツにネクタイ着用、スラックス、上着はブレザーコート。これ以降、人の寄り付き具合がかなり良くなったと実感しました。


7.本の値段
同人作品の値付けについて、いろいろな説があることは承知しています。ただ、あれこれ考えても徒労だということを、5回のサークル参加を通して学びました。
すばり、500円です!
買ってほしいのなら、とにかくに500円です!

読んでほしいのなら、理屈ぬきで500円です!
買う側も、売る側も、ワンコインが一番なのだと悟りました。
うちみたいに、A5版・394ページ・カバー付きの本を500円で売ったらペイできないに決まっています。でもいいんです。我がサークルは「自己満足」を以て是としていますから、儲からなくても、原価を回収できなくても、べつに構わないのです。


8.配置
ブースの配置が出店側に及ぼす影響はいろいろとあると思います。ただ、配置については出店側でどうこうできるものではありませんから、コメントは差し控えたいと存じます。

本日開催された第29回文学フリマ東京にサークル参加しました。
まずはスタッフの皆様、ヤマト運輸株式会社の現場スタッフの方々に感謝です。お疲れ様でした。参加サークル数、来場者数、ともに前回を大きく上回ったとのこと。大盛況で何よりです。

隣のブースで出店されていた音引屋様、お台場計算尺様。おかげさまで、楽しく有意義な6時間になりました。ありがとうございました。


そして、何よりも拙作をご購入下さった方々、たいへん有難うございました。楽しく読んでいただけることを祈るばかりです。

お買い上げ下さった方々の中でお一人、イベント会場内で拙作にお目通し下さった方がいらして、「映像向き(情景を思い浮かべやすい文)。アニメ化するといいんじゃないか(笑)」との趣旨の寸評を下さいました。

さすがにアニメ化云々はリップサービスでしょうが、お褒めの言葉を頂戴し、素直に嬉しくもあり、恐れ多くもありました。

 

私も現地で何冊か購入しました。

・富永大介『作って使おう計算尺 第三版改訂版』令和元(+プラスチック製手作り計算尺)

へにゃらぽっちぽー『ぽ』平成30

・へにゃらぽっちぽー『ぽぽ』平成30

・moi『文章校正のしをり』2017


さて、当サークルの同人イベント参加は、本日で年内最後になります。年明け後の予定は立っておりませんが、決まり次第、このブログにてアナウンスして参ります。
引き続き、Project Be Sillyをよろしくお願い致します。