県道80号(奈良名張線)と中之庄集落への道の分岐点に自然石の道標が立っている。




[北面]_右、中ノ庄、左、いせ、…(道) 

草にまみれていたので少し掃除をした。「道」の字は埋没している。



真上から。板状の自然石。



西側(右側)には面は無い。



[東面]_文字なし 



[南面]_文字なし 



となりに中之庄の農産物出荷施設、その前に中之庄バス停がある。この場所は旧伊勢街道(水間街道)の道筋から少し東側へそれている。県道開通後に集落の新しい入口となったこの場所に、案内指示が合うということで移設されたのかもしれない。



「右 中ノ庄」とあるので、もとは中之庄集落から離れた場所にあったと推測するが、300mほど北の山中にある、岩尾神社から吉田集落へ抜ける旧道と中之庄集落への旧道の分岐点あたり、もしくは、集落入口ではあるがここから50mほど南の(現中之庄公民館下の)旧道分岐などにあったのだろうか。(図の伊勢街道のルートは推測を含む) 



この日(2019/11/5)は初めて山添村を道標探索目的で訪れた。助命から大塩・上津・下津をめぐり中峰山・吉田をまわって菅生・三ケ谷を経て助命に戻る約32kmを歩いた。雄大な山添村を体感した一日。多くの古道と道標に出会った。楽しかったなぁ。

この道標についてまた何か分かれば追記していく。


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・各面の内容

[北面]_右、中ノ庄、左、いせ、…(埋没・道) 
[他面]_文字なし 



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<2024/7/17 初投稿>