[南面]_左、お(於)とは(者)(音羽)… 
[他面]_文字なし 



[南面]_左、お(於)とは(者)(音羽)… 



[東面]_文字なし 
[北東面]_文字なし 



[西面]_文字なし 
[北西面]_文字なし 







南側から、五貫山方向。当日は旧道跡をたどって写真の右手から登ってきた。



北側から。音羽山山頂方向。


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「左 於と者(おとは・音羽)…」 

この道標は音羽山と電波塔のある五貫山の間の尾根上にあり、竜王神社から旧道の急坂を登った所の分岐に立つ。標高748m地点。

この山越えの道は大宇陀と桜井を繋ぐ古道で、山裾にある嘉永2年の 「右 おとは(音羽) りうわう(竜王)」 道標から中腹の竜王神社を通り、音羽山観音寺(善法寺)へと通じていた。

昭和の始め頃まで桜井からの物資を運ぶ道として利用されていたというが、当時は新鮮な魚が手に入らずいつも色の付いた(古い)魚を食べていた、と地元の方から聞いた。道筋には50年ほど前まで 「右 …」 などと書かれた道標がいくつかあったらしいが、知らぬ間に無くなってしまったようだ。

付近の山ではアンチモンや水銀などの鉱山跡が残っているそうだが、今は草が茂っていて簡単には行けないという。

取材当日は近鉄榛原駅から音羽山を越え大和八木駅まで歩いた。音羽山付近では濃い霧に包まれたが、遭難の心配よりも霧の美しさに見とれてしまった。


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・各面の内容 

[南面]_左、お(於)とは(者)(音羽)… 
[他面]_文字なし 



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