◇映画◇ LIFE OF PI | ●あっきぃ●のブログ

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演劇・映画鑑賞日記

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"LIFE OF PI"


ポスターは日本版にしてみました。

日本では昨年の11月末に公開になったよう

ですね。


こちらでは始まったばかり。

でもすごく短い期間で公開終了しちゃうから、

気付いたらすぐ観ないと。

特に英語版は早いのです。


原作もあることだし、多少 お話の筋を知った

ところで、いささかもこの映画を観ることの興

を削ぐことはないでしょうから、ここはまたネタ

バレ気味でいきますね!

すでに日本でも公開しているしね。




とても映像の美しい映画でした。


PI・・・パイ、π、円周率を意味するこの名前

を付けられた一人の男性の回顧録的独白が

ベースのこの物語。

それを本に書こうというライターさんへ話して

いるという設定なのかな。



大海原の美しくも恐ろしい3D映像をバックに、
少年とベンガルタイガーの数奇な放浪の日々

がメインとなりますが、『パイの物語(人生)』

というくらいですから、幼少期からのその生い

立ちもきっちり描いています。


故郷のインドで動物園を営んでいた一家が、

なぜ動物もろともカナダへの船旅に出るのか、
或いは文字通り 呉越同舟となる少年とトラの

かつてのエピソードなんかも描かれます。



このトラの名前が、とある手違いからまるで

人間みたいな『リチャード・パーカー』なんて

いうんです。


その人間みたいな名前を持ち出すまでもなく、
漂流する間に変わっていくその関係のバラン

スは、パイにとっても、或いは観ているこちら

にとっても『友情』や『信頼関係』のようにも見

えます。



実際 その日々はパイの主観からすれば

『二人の旅』と思えるのだけれど(一人と一頭

でなく)・・・。


でも、やがて来る別れ。

そこではやはり、本来 相容れぬ猛獣たるトラ

と人間の関係であり、おもねるでない、そして

決してペットではなかったと思えるのではある

んですね。


でもそれはまるでリチャード・パーカーのプライ

ドでもあるかのようで、やっぱり人間のごとく

みなしてしまうなぁ。作り手にはそういう意図

があったのかなぁ。



ともかくそれだけ、このリテャード・パーカーの

映像的な描写が素晴らしいのです。

絶対CGだと思うのですが、すごいなぁ。

超役者!




のっぴきならぬ洋上の日々の中、パイの中に

芽生えるリチャード・パーカーへの思いである

とか。

パイの独特の宗教観であるとか。


そんなところも、映画の冒頭で幼少期からじっ

くり描くことで、しっかり作り込んでいました。


ちなみにパイはベジタリアンだったみたいです

が、そう、それではサバイバルはできないので

ありました。





中年男性になった現代のパイの語りの部分は、

気持ちが入っている一方で、ちょっと淡々とした

ところも感じられたけれど、全体の魅力を減ずる

ものではありません。


数奇な運命をたどったけれど、今は幸せってい

うのが何ともよろしい。




ちなみに沈没しちゃう貨物船、日本のらしいで

す(それっぽい船名じゃなかったような・・・)。


そしてパイのほんとの物語は、事故調査員には

受け入れ難く(信じられない話しでレポートにで

きない)、保身の意味でもパイはお話しをでっち

あげざるを得なかったという・・・。


そんな現実的な部分も描かれておりました。




それにしても海の、時に幻想的な映像がとても

美しい反面、嵐の夜とか超~恐いから!


でもやっぱり、極楽浄土か?

的な凪いだ海面への映り込み等々、きれいです

よ。


ちょいちょい『物理的にああいう風になるものか

な?』っていう疑問もありましたが、オッケーで

しょう!?


これは3Dとか、ともかくぜひ大きな画面で観て

ほしい映画だと思います。