オーストラ・マコンドー 3.5オーストラ 『くちづけ』 | ●あっきぃ●のブログ

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演劇・映画鑑賞日記

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グリム童話 『白雪姫』 をベースに描くは、醜くドロドロとした
ダーク・ファンタジー。

ファンタジー というとほのぼの系を思い浮かべがちですが・・・
いやいや原作自体、子供の頃に読んだお話しとは違う、含蓄
があり、そしてえげつない怖さがあるわけで。

さらにはマコンドーさんが、単に楽しいおとき話を見せてくれよ
うはずもなし。


今回の公演に先駆けては、先日のリーディング公演にて
こゆび侍の佐藤みゆきさんが、独りダイジェスト版を聴かせて
くれていました。

その際は 佐藤さんその人の、キュートな魅力に多彩な声音と
アクション、細かい小道具類を駆使した表現に惹きつけられ、
そして お話しは大体わかっていたつもりだったわけですが・・・

あらまぁ、本編はさすがの迫力とさらなる怖さですよ。


神戸アキコさんを主役にすえた、その確信犯的もくろみ(?)
は、ぬいぐるみハンターで見せる怪演ともいえるぶっ飛びぶり
を隠し味に抑えて。
そして 『世界一の美人』 という堂々たる設定をものともせず、
オセオセの熱演でありました。


本作も魅力的な役者さんがいっぱいですが、少しだけ。

黒木絵美花さんの不思議な魅力に今回も触れることができま
した。
この人は、ほんと いろいろな役を見てみたくなる人です。

そして白井珠希さんの正統派美人っぷりもまぶしかったし(で
きればもっと! 歌も!!)。
うつろな目線も雰囲気バッチリだし。


加えて七人の小人の、うるさくてウザくて暑苦しいところも楽し
かったです(苦笑)。
「どこが小人じゃ!?」 な部分は、足腰大変な姿勢でカバー
してます。
ともかくあれは辛そうです。

役割は従順なしもべのごとき従順で一途な様子から、実は
裏ボス的存在と下手人のごときダーティさへ。
ともかく召使的ポジションの無邪気さいっぱいと思いきや・・・
侮れません!



タイトルの 『くちづけ』 は、キャッチーな部分に重きを置いてい
るかなと思えますが、劇中 サラリサラリとさりげなく挟み込まれ
るその行為。

も一つチュっとして終えてもいいかなと思えますが、そこは余計
なこだわりは置いておくとしましょう σ(^_^;)



とてもコンパクトなステージに、小人さんたち筆頭に大勢が登場
するシーンもあったりしますが、ゴムひもを使ったとても上手い
表現もあったり、騎馬を模してみたり、窓とドアの巧みな配置と
使い方等々、細かい工夫が楽しい。

作り込んだセットに感心する舞台もあれば、このくらいシンプル
だが工夫のあるものや、先日の柿喰う客のようにモノは何も置か
ないケースと、それぞれ魅力がありますよね。



ところで冒頭、上演時間は1時間40分程度との案内があったの
ですが、今回(13日夜)はそれよりも10分程度短かったようです。

ちょっと意外でしたが、これも毎々進化していく舞台ならではと
いうことでしょう。


18日までの公演期間中、どのような変化を遂げていくのか、大い
に気になるところです。

中野の 『スタジオあくとれ』 でやってます。







ところで今回 初めての劇場でしたが、トイレが外に一つきりなので、
できれば済ませてから会場入りされるが良いかと思いますよ。

スタッフの方がトイレ待ちで混乱しないように待機して下さっていた
ようですが、その前が喫煙コーナーになっていて、そこにたむろし
ている感じだと、特に女性客にとってはトイレに行き難いんじゃない
かな~と、ちょっと気になりました。