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何ですか? 桃まつりって!?
ほうほう、当日下さったパンフレットに詳しく書い
てありますよ。
『映画』 というものを作るにあたって、性差を云々
するのが適当かはわかりませんが、この日の3本
はいずれもとても興味深いものでありました。
3月23日(金)の上映(弐のすき)は次の三作品。
■ 春まで十日間
■ 口腔盗聴器
■ 最後のタンゴ
それでは ちょこっと感想をば。
■ 春まで十日間
監督:ステファニー・コルク
出演:山田美咲
オランダ アムステルダムに住む一人の日本人女性
が、大震災直後に日本の母と連絡を取ろうと、電話
をかけ続けるというお話し。
自分には幸い、震災で安否を気遣うような深いお知
り合いという方々がありませんでした。
そういうこともあって、この作品の着眼点には思い
至らなかったのですが、嗚呼、そのもどかしさと募る
焦燥感がよく伝わってきます。
これから海外に赴く身としては、この大変な時期の
日本を離れることへのいくばくかの思いと共に、この
ような大きな災害があった時を想像すると、胸締め
付けられる感じがしますね。
山田さん一人が電話で話し、その姿を日々追う形の
映像・演出。
演技は初挑戦らしいのですが、多用される彼女の表
情のアップからは、キャリアの浅さはあんまり感じら
れません。
描かれるのはわずかな日数ですが、日々 服装が変
わるのはもちろん、合わせてピアスも違うものにして
いたりと、なかなか細やかな気遣いでした。
全編アムステルダムでの撮影なのですが、音を一緒
に録っているようで、その生活音なんかも印象に残り
ますよ。
ところでオランダって、自転車がすごくポピュラーなの
かな。
本編と関係ないけど、ちょこっと関連するシーンがあ
りましたね。
そして、果たしてタイトルにある 『春』 は来たのかな。
忘れちゃいけないのが、監督さん。
大変かわいらしい女性でした (*^o^*)
■ 口腔盗聴器
監督:上原三由樹
出演:中台あきお/西尾瑠夏/横山真弓/矢野深雪/藤沼豊
主人公である歯科医と、彼との間にいわくありげな
出戻りの女性。そして その高校生の娘。
歯科医にして、このタイトル。
そこは推して知るべしの、妄想とそこから踏み出した
行為です。
着想そのものが面白く、更には実行しちゃうところ!
スパイものですかっ!?
三人の役者さんは、巧拙の差は感じますが、各々か
なりこってりした演技で、いい意味で気持ち悪い。
心の声がそのまま顔に出ているかのごとし。
歯科医の顔のテラッテラぶりや、ぎこちない表情は
バレバレとも思える危うさ。
母のエロさと口ぶりに表れるあからさまなところ。
娘の心情と行動には、ちょいと戸惑いましたが。
そして実は妙に気になる受付嬢とか。
ちなみにラストの台詞がちょっと聴き取り難かったの
と、そこに幾ばくかの補足の描写があると、意外なが
らも、更に説得力が上がったかなと思いました。
ところでパンフレット中に、各作品に関する情報が
見開きで記載されていて、読んで楽しいものです。
そこにはあらすじもあるのですが 『口腔盗聴器』とい
う作品のところは、かなり詳細です。
自分は鑑賞後に読んだのですが、ここはどっちかな。
・・・ウン。観る前に読んでもいいかなと思います。
自分にしては珍しいことに。
ちなみに舞台は松葉歯科というのですが、これは
東中野に実在するんですね。
何気にググってみたりして (・ω・)/
■ 最後のタンゴ
監督:熊谷まどか
出演:幸田尚子/松岡依都美/郷志郎/杉浦千鶴子
個人的な本命にたどり着くまでに、すっかり文字数を
費やしてしまいました。
それぞれ短編ながら、なかなかおもしろかったもので。
これは、わかってる監督さんですよ。
ユーモアと狂気とホラー要素を、観る者の想像力の中
で融合? <= 何のこっちゃ!?
幸田さんの、実は可愛い行動原理だが、テンパっちゃっ
てる怖さとか。
まだ髪の長い頃ですが、ホントにザックザクしてたみた
いですし。
そして思わせぶりなお話しには、
「そっちか? そっちなのか?」と、ドキドキさせられますよ。
・・・ププっと苦笑交じりに。
更には「そこでタンゴ来たか~!?」と 笑わす(●^o^●)
加えて 演者に照れはないが作者にそれがある・・・
ような感じのラストの一言。
自分は幸田さんのことが好きなので、いろいろありがとう
ございます! って言いたいんですね (〃∇〃)
幸田さんには、ぜひ今後も活躍の場を広げてほしいです。
本作、幸田さんはじめとした三人の女優さんが特に良く
て、その空気感というか、幸田さんとの掛け合いの部分
の自然さやユーモラスなところが絶妙でした!
彼氏は回想シーンでサラサラっという登場なんですが、
幸田さんとの会話がとても自然で。
それだけにふぃっといなくなったきりというのが信じがたく。
そこがまた「そっちか?」と思わせぶりなんですけどね。
あと、細かい話(劇場でもしたけど)。
なぜあのテレビはソファーの前に置かなかったのだろ?
ダイニングテーブルの横でしたが、あれでは見えないもの。
ベランダ横にモニターがあったりなかったり?
あれPCを開いてたのかなぁ。
ま、部屋は片付け中でしたから、その過程で動かしたかな。
幸田さんばっかり見てたようで(そりゃ出ずっぱりですから)
細かくてスミマセン。流して下さい。
以上、ながながお付き合い戴きありがとうございました。
壱のすき、弐のすき、参のすき、それぞれに三作品ある
(計九作品)うち、今回 弐だけ観られたのですが、三本
の組み合わせ(上映順と内容)がとても良かった。
まるで申し合わせたかのようですが、それは出来上がっ
た作品を観て決めているからかな。
そして今回、上映前に監督・出演者による舞台挨拶があ
り、観終わった後もお話しできましたので、それも楽しかっ
たなと。
早めに行って、前~の方に座っちゃいましたよ。
撮影可だったようなので、バシバシ撮っておけばよかった。