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■ 本編
か、彼女が分裂・増殖!?
『自分の身体がもう一つあったら』 なんて思っ
たりしますね。
それを 『彼女』 にあてはめちゃったという・・・
なかなかに斬新な、そして男目線の物語。
男として、こんなことあったら、楽しいな、都合
がいいなと夢想すること。
付き合っていて、どこか心に引っかかる心配事。
そいつを喰らったならきっと、『???』 のまま
ダメージを引きずってしまいそうなこと。
・・・そんなことがきゅぅっと詰まってましたね。
ちょいとアイテテテ! なんて諸氏もあろうかと。
構成として、心象風景を深堀りしてみせる、ある
工夫があって、これがまた面白い手法でした。
第三者目線と当人目線の両方を感じさせるとで
も申しましょうか。
また 二人の付き合いが長くなると共に訪れる、
『微妙な優先順位の変化』 をサラっと描き分けし
てみせたところにも、作者の繊細さが出ていた。
只 そんなこんなで、面白いね~と思って観ていた
ところへのラスト部分。
彼女から切り出したことには、正直唐突感を覚え
だのだけれど・・・
あそこは完全に、自分自身が主人公の男子視点
になってたみたいです σ(^_^;)
観た直後はそう思わなかったけれど、これは
してやられてもうたということですかっ? ( ̄□ ̄;)
でも、もしもう一回観たなら、またちょっと印象が
違ってきそう。
そして上演時間は1時間と短め。
そこには もちろん 凡長なところなど無いのに、
なぜか体感時間が引き延ばされていたような気が
する、不思議で噛み締めたい、そんなお話し。
注:同様の経験があるわけでは・・・ないけれど。
不思議ついでに書くと、黒一点の彼、
ちょっとクサい感じの演技と動きの部分あり、でした
ね。
もちろん意図的と見えるのですが、
「そういう演じ方もありなんだ」 と思った次第。
ちょっとだけ (・・;)
ところでワタクシ、冬月ちきさんの持つ、
その透明感みたいなものが特に好きなのです。
本作 ピンでも冬月さんの出番を堪能でき、
そこも嬉しかった (〃∇〃)
これまた同好の士にお奨めする作品であります。
■ アフターイベント
自分が観たのは7日夜でしたので、
「岡田あがさ × 斎藤淳子 二人芝居・序」 でした。
岡田さんの爬虫類系妖艶さと酷薄さ全開のキャラに
斉藤さんの嗜虐心刺激系の痛さがガッツリぶつかり
つつ、突然の彼我の立場転換。
岡田さんの挙動不審ぶりと、斉藤さんの強気っぷり
も、こちらのイメージに合った二面性の発揮。
思わず拍手したくなりましたよ!
女スパイの騙し合いかと思いきや、その原動力に
なっているモチベーションが何かと申せば・・・ねぇ(笑)。
更には単発の短編にして、『序』 と冠している通り、
ラストは 「つづく!」 で終わっちゃったという・・・
これは、またどこかで続きをやってくれるということで
よろしいんでしょうね!?
とまあ、アフターイベントだけでも全部観たいと思わせ
るラインナップです。
『全員彼女』
王子小劇場で9日の日曜日まで。