12:15
まだ下りてこない。
いつこの状態が終わるのかと考えると、もう精神的にも体力的にも限界。
「もうこのまま産めるとは思えない。すぐにでも吸引分娩にしてほしいからドクター呼んで
」
もうどうしようもできず半分泣きながら主人に訴え、ナースコールをしてもらいました。
ナースコールを押したと同時に、担当の助産師さんともう一人の助産師2人がちょうど来てくれました。
「もう産める自信がないです
」
「何を言ってるの。産めるに決まってるじゃない
お母さんがそんなこと言ってると、お産も進まないのよ。」
ともう一人の肝っ玉
w助産師さんに喝を入れられました。
「お腹の上から押して、赤ちゃんが出てくるのを手助けするからね」
そして、産道をこれでもかという位グリグリに![]()
「嫌だ、嫌だ
痛い、痛い
」
「そんな大きな声出さないの。他にも聞こえちゃうわよ」
と言われても耐えきれず叫びまくりでした。
12:25
ドクターが来て内診。
お腹の上から押さえるだけでなく、やはり吸引分娩することが決定しました。
わさわさと助産師さんがLDR室に計5人位来ました。
そして吸引分娩の準備が進められました。
産道を柔らかくするための注射を2本打たれ、会陰部分にも麻酔を注射。
その他何をされたかわからない位色々と処置されて
準備完了。
12:55-
吸引分娩開始![]()
「ご主人はいきむときに奥さんの頭を手で支えてあげてね」
ドクター、助産師3人、主人に囲まれいきみ開始。
陣痛の一番のピーク時に3~4回いきむよう言われました。
1回目のピーク。
いきむ度に助産師さんが上から容赦なくお腹を何度も激しく押されました。
そして、別の助産師さんは赤ちゃんを出そうと必死。
3回目のいきみで
「ポン」
という音。
それと同時に一瞬静まりかえりました。
「何があったんですか?」
不安になり聞いてみると、単に赤ちゃんが出てこれなかったとのこと。
何か重大な問題が起きたのかと思いびっくりしたので少しホッとしました。
2回目のピーク。
同じように助産師に上から押されながら4回いきみました。
3回目でようやく出てくる準備ができました。
「最後はお母さんに出してもらおう」
13:13
誕生![]()
ドクターの計らいか、最後の最後は吸引器具
ではなく、私自身のいきみで赤ちゃんが出て来てくれました。
そして、しっかり産声をあげてくれ、LDR室が一気に笑顔に変わりました。
3498gのギリギリ標準体重の男の子。
入院からトータル19時間以上のお産となりました。
「良く頑張ったね
」
主人が私の頭を撫でながら少し男泣きをしていました。
そして、まだきれいにしていない赤ちゃんを私の胸に乗せて初対面。
あんなに気力も体力もないはずだったのに、一瞬で目が覚め不思議と元気が湧いてきました。
「カメラないのカメラ?」
「ああ、ビデオなんですけど」
「撮ってあげるよ」
ドクター自らが私たち3人をビデオ撮影してくれました。
ここで赤ちゃんと初握手をしました。
「これだけは覚えておいてね。吸引分娩になったのはあなたのせいではないからね。
赤ちゃんのへその緒が胸に巻いていたのと、あなたのお尻がちょっと小さかっただけだからね」
と終始ドクターは優しくほほえましい言葉をかけてくれました。
それにしても、あまりにも事前に色々とされ過ぎて、赤ちゃんが出てくる痛みは全く感じませんでした。
良かったような、ちょっと残念なような![]()
~出産を終えて~
出産は本当に人それぞれドラマがあるんですね。
私の場合、主人がいなければこの出産は成り立たなかったとつくづく感謝。
この出産は家族の絆を深めるためのものだったのかなと思う位です。
そして、たまたま担当してくださった素敵なドクターや助産師さん達にもお礼の言葉でいっぱいです。
またこの病院で出産したい![]()


