2010.10.26(火) 下北沢 風知空知
“PUPPY'S SOVEREIGN CAFE in 風知空知”
<延原達治アコースティックライブ>


昨年に続き、延ちゃんの誕生日ソブリン。
延ちゃんは、テンガロンをかぶってスキニーデニムをリングブーツにブーツインさせ首にはマフラー巻いて、いつものソブリンよりは、やっぱりちょっとおめかししての登場。登場と同時に沸き起こる拍手にご機嫌さんで、手にした小さな可愛らしいお花のブーケを振りながら、

「へっへっへ~、47歳になったよ!46歳より気分がいいね!ありがとう今日は。みんなごゆっくり」

と言って席に。この笑顔だけで、私を、ここにいる全ての人をも、瞬時に幸せにさせる魔法の笑顔(笑)。

MC。子供の頃ノストラダムスの大予言を信じてて1999年に宇宙人が攻めてきて、その頃自分は地球防衛軍に入ってて宇宙人と戦って死んじゃうと思ってたけど宇宙人は攻めてこなかったので、このまま100歳くらいまで生きたいなと。100歳くらいになって世界がどんな風によくなってるか見届けてみたいと。

「…で、みんなも一緒に旅してみないかい?ってカンジだよっ!…どうなの?」

一応「イェ~」と答えてみたが、前半の絵空事な話から急に振られても…(笑)。…ついていくけどさ(笑)。

「今日は普段あまりやった事のない曲をやってみようと思うんですけど」の宣言通り、ソブリンでの登場回数の低いレア曲が続く。どれも嬉しい。

『誰もが誰かに』(!!!)LOVE ME DO 君が好きだから

冨士夫さんが'86年に出した「PRIVATE CASSETTE」の1曲目。延ちゃんに教わった冨士夫さん。初めてTEARDROPS聞いてぶっ飛んで、当時入手できるもんは片っ端から集めたんだ、確か。でも普っ通に通販で買えたんだよな当時まだ。ウチ帰って探しちゃったよ(笑)。

『PAIN IN MY HEART』『Chinese rocks』さらにレア曲が続く。

長くなるので省略するが、彼は忍者を目指すそうだ。

「忍び込んじゃうよ~、いろんな所に」

是非。(笑)

『IT'S GONNA BE ALRIGHT』。何をおいても一番の特効薬だったこの曲が、前回聞いた時は逆に痛くて辛かったのだが、今日は以前のように優しく傷口を癒してくれる。良薬は口に苦し。症状によっては苦いのかもね(笑)。

『Hog for you』後、

「ショーネンがいないとさびしいね、やっぱりこの曲は。…こうやってやんじゃん」

とライフル弾きの真似(笑)。

「アレ、やってみたいなぁと俺いつも思うんだけど…」

やればいいじゃん(←実際にツッこんじゃった・笑)。

「二人でやるとバカみたいじゃん」

ニートは3人揃ってやってますがな(笑)。そんでめちゃめちゃカッコええやん。君らもいいと思うけどね(笑)。

12弦ギターでの『SECRET HEARTS』良かった。とても好きな曲。

一部最後は中国の反日デモの話から政治ネタで熱くなって終了。非武装革命、延ちゃんならできるかもよ?(笑)



私がトイレに入ってる間に第二部スタート(笑)。

プライベーツのスタッフ・ヒデキちゃんの10月のテーマ曲(笑)『Waterloo』。久しぶりの『SLIPPIN' DOWN』。こないだ鹿児島でやったからと『シェリー』。この曲を歌う時のちょっと切なげで悲しげで物憂げな表情の延ちゃんの顔が好き。

前日に、OKAMOTO'Sのドラムの人(笑)から電話があって、OKAMOTO'SがO.Aを務めるThe Verbsを見に行ったと。

「OKAMOTO'Sも、開場6時半でまだライトが点いてる6時45分くらいから頑張ってやってたよ。…精一杯拍手しといた俺。世界で一番俺がファンだって…(笑)。誰が聞かなくったって俺が聞いてやるから安心しろって」

間違いなく、君がこの世で一番のOKAMOTO'Sファンだよ。そのThe Verbsがバディ・ホリーをやってたそうで。

「へ~ぇ、…俺もやってんぜ」

で『Heart beat』。

延ちゃんの計画では、この誕生日ソブリンで新しい曲を1曲作って毎月1曲づつ作って来年の誕生日までに12曲揃ったらレコード作ろうと思ったけど、「出来ませんでした」とカミング・アウト(笑)。出来なかったので、今の所の一番最後に作った一番最新の曲と言って『MOVIN' STRANGER』。今日の選曲でも何曲かあったが、楽曲発表当時はバンドで演奏して、その後やらなくなっちゃった曲でも、こうやってソブリンで聞かせてもらえるなら、無理にソブリン用のオリジナルがなくてもいいかなー?なんて思うけどね。

いきなり始まった『ホラ吹きイナズマ』は、今度の鬼平さんの還暦ライブでやるのかな?行かれないけど。バンドで聞きたかったな。

途中、ずっとステージそでに置いてあったジャンベ(?)が参加。まずはショボさんで『Down home girl』。きゃあ☆☆これまた好きな曲。

LOVE ME DO 君が好きだから続いてM原さん登場。

延「ソブリンカフェではおなじみの、ウチの近所に住んでいる自称ドラマー」
原「おめでとう」
延「あぁ、どうもありがとうございます」

原さんはステージにあぐらをかいてジャンベかかえて。やっぱり絵になる人たち。
(iPhone 3Gはフラッシュ機能がなくて画像悪すぎ)

「それではM原さんのやったことない曲を」

(笑)で、『TELL ME YOUR NAME』。ホントにやったことないかは不明(笑)。私は初聴。

『Midnight rambler』は圧巻。その前の『Action woman』後にも、延ちゃんに「あんまりムキにならないように」なんて言われてたけど(笑)、お互いの個性のぶつかり合い。誕生日のお祝いに花を添えるなんて生易しいもんではなくて、1対1のサシの勝負。そこで生まれたえも言われぬグルーヴ感が、演奏をより高度なものへと昇華させ素晴らしいものに。それが結果的に、同志へ贈る最高のバースディ・プレゼントに。つくづく、いいバンドである。いやぁ良かった。私の中では、最近見たストーンズ映画“LADIES & GENTLEMEN”の『Midnight』に匹敵すると言っても過言じゃない。

ラスト、

「今日はホントにありがと。超幸せです」

とお礼を伝え、『君が君に』。延ちゃんが47歳を迎えた時に、あえて(多分)歌詞を変えて歌われた『君が君に』を、ちょっと考えてみる。

LOVE ME DO 君が好きだから大ラス、曲数もかなりやったし時間もいい時間になってたので、アンコールはなしで終了。…とここで、お店のスタッフの女の子の「延原さんお誕生日おめでとうございます!!」の合図で、始まる前に示し合わせておいたクラッカーと、お店が用意してくれたケーキとシャンパンでお祝い。嬉しそうな延ちゃんの極上の笑顔で、この日のお祝いは終了。

延ちゃん、おめでとう!延ちゃんが、いつまでも笑顔でいられますように…♪



 ※ ※ ※


セトリスト
第一部
01.Redemption song (Bob Marley)
02.A面で恋をして (ナイアガラトライアングル)
03.ビックバイユーの想い出
04.ANGEL
05.誰もが誰かに (山口冨士夫)
06.Ruby tuseday (The Rolling Stones)
07.PAIN IN MY HEART
08.Chinese rocks (Johnny Thunders & The Heartbreakers)
09.IT'S GONNA BE ALRIGHT
10.I'm a hog for you baby (Coasters)
11.You better move on (Arthur Alexander)
12.JUST MY ANGEL
13.SECRET HEARTS
14.夏の終わり (CAROL)

第二部LOVE ME DO 君が好きだから01.Just my imagination (The Temptations)
02.Waterloo sunset (THE KINKS)
03.SLIPPIN' DOWN
04.SECRET LOVE
05.Love hurts (The Everly Brothers)
06.SHERRY
07.Heart beat (Buddy Holly)
08.MOVIN' STRANGER
09.Donna (Ritchie Valens)
10.ホラ吹きイナズマ (THE ROCKKETS)
11.Down home girl (Alvin Robinson)
12.TELL ME YOUR NAME (THE ROOSTERS)
13.Action woman (Electras)
14.Midnight rambler (The Rolling Stones)
15.BYE-BYE BIRD
16.TRINITY GARDEN
17.君が君に (ひまわり)