待ってくれ、洋子/長門 裕之

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俳優の長門裕之さんが、奥様の洋子さんをとの出会い、当時の生活、最近の介護生活についてつづった本です。力が足りずにベッドに寝かせる時に一緒に倒れてしまうような、「老老介護」というものの実態について、広く知ってほしいというきっかけで本書を書かれたそうです。

女性視点で感想を書きます。


「借金や女性問題、親父の介護・・・さんざん苦労をかけとおした洋子を、今こうして全身全霊をかけて介護することは『天の配剤』だと思っている。この役を僕にふってくれた神様に、本当に感謝しているのだ。」

「いや、正直に言おう。
 俺は、洋子の死にはとても立ち会えない。
 もし、洋子が死んでしまったら・・・今これほどの恐怖感はないのだ。」

「洋子よ、
 愛してるよ。
 洋子、大好きだよ。
 俺は今、幸せだ。
 でも、本当は洋子はどうなのだろう?
 洋子は、今、幸せなんだろうか?
 その答えはきっと、俺が洋子の国の言葉を完全に理解するか、
 二人ともあの世にいったときにしか聞けないのかもしれない。
 今は、手をとりあって、ゆっくりと歩いていこう。」


と夫に言わしめる南田洋子は偉大だと思います。
夫の4億にものぼる借金に弱音を一切吐かずに一緒に返済し、浮気を許し、旦那さんのお父さん(澤村國太郎)の介護をお父さんが亡くなられる日までこなした。
愛ってなんだろう、とふと思わされました。
好きだったら何があっても離れたくないと思ってしまうものなのでしょうか。

介護自体の話から離れてしまった感想ですが、介護で辛い人が近くにいたら贈りたい本です。


お二人の出会いのきっかけになった、「太陽の季節

$我考う、ゆえにわれあり

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