成長① 〜あおぞらクラスレッスンより | 広島・安芸高田 なないろピアノスタジオ

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広島県安芸高田市の幼児からシニアの方まで対象のピアノ教室です
プレジュニア・ジュニア・ジュニアあおぞら(発達障害・障害を持つ子どもさんの個人レッスン)・成人ミドル・成人シニアの5クラス


広島・安芸高田  
幼児さん~シニアの方・発達障害児さんのためのピアノ教室《LaLa Piano》です^^




先週金曜と今週火曜の発達障害児さんのあおぞらクラスは、
OくんとMくんのレッスンでした。
  



まず、Oくん。
通い始められて、早いもので1年半。
初めてお会いした時は小学校入学前で、もっと小さかった彼…




最初1年位は、ピアノの前に座ってもすぐ他のことに興味が向き、立って教室内を動き回る…気が向かないとぐずる…という感じで、ほとんどレッスンらしいレッスンもできない事も多くて。




発語がまだ無いので、コミュニケーションはOくんの表情や身振りで推しはかるしかなく、最初は私も慣れなくて、Oくんが何を求めてくれてるのかわかってあげられず、悶々と悩む事も多く…
でも、お母さんから、私達が話しかける言葉はわかってくれている、とお聞きしたので、
とにかく話しかけいろいろ働きかけては、表情や反応を見ながら一喜一憂する日々…




悩みながらも、先輩の先生方のアドバイスから、とにかく今はOくんに《ピアノ楽しい》と感じてもらい、お互いを知り合い、仲良くなれる事を第一にしよう…と気持ちを切り替える事ができ、
お母さんと一緒に気長にOくんの成長を待ちながら、のんび~りとしたレッスンをしてきました。




そして、最近。
小学2年生になり、体の成長と共に、少しずつピアノの前に座れる時間が増えてきて。
Oくんも私に懐いてくれ、教室へはいつも元気いっぱい飛び込んできてくれるようになって。
気がついたら、私もOくんの表情や身振りで、何を言いたいか、だいたい理解できるようになっていました。




あおぞらレッスンでは、まず始める前、必ずどの子もピアノで礼の合図、じゃ~ん、じゃ~ん、じゃ~ん(C,G7,Cで)をするようにしてるのですが、
最近のOくんは私に《ピアノに早く座って礼の合図をして!》と、一生懸命ジェスチャーで教えてくれるように。
今回もせかされ、一緒に礼を^^




最初に、Oくんの好きな、いつもの“ピアノでおはなし”から。
あるコードを弾きながら『わー!びっくり!』と言い、びっくりした様子をみんなでする、というものですが
それがとても楽しかったみたいで、Oくんがレッスンの中で一番最初に覚えてくれたのがこれ。
気が向いた時には、あ!と言いながら私と一緒にピアノをじゃん!と鳴らしたり、低音部を弾きながらプンプン怒った顔を一緒にしたり。




でも、気が向かないとのってくれない事も も今までは多かったのです。




が…、今回はなんだかとても落ち着いてピアノに座ってる。
礼をすると、レッスンが始まるんだ、ということをしっかり理解してるようです。
そして…手をお膝に置いて、私の言葉を待ってるのがわかりました。




試しに、隣に座り、話しかけてみました。
私『Oくん、びっくりの音、弾いて~』
Oくん『(お、始まったぞ!)
あ!(@o@)(と言いながら、一人で、じゃん!と弾く)』
私『できたね!じゃあ、今度は怒った音~』
Oくん『んあ~!( `ω´)(顔をしかめ、低音部を弾く)』
私『すごいね!じゃあ、今度はニコニコの音~』
Oくん『はぁ~♪(*^^*) (顔をニコ~っとさせながら高音部を弾く)』




この間、口での指示だけで、私はピアノを触っていません。
こんなことは、初めて。
試しに同じことをもう一度言ってみると…ちゃんと、表情や声を付けながら、やはり弾いてくれます。
レッスン形式、というか、こんな風に私の指示をOくんが自立した形で弾く、という事を、こんなに長い時間できたのは初めてです。




そして、自分なりにピアノを、まるで何かの曲のように、リズムを付け思うがままに弾き始めて。




…すごい!!
お母さんと、大感動。
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長い時間、ピアノをじゃん!タタタ、ターン…と弾き続けてくれました。
楽しそう!




一人で弾くのに飽きてきた頃、これまでもやってきた、私のピアノの曲に合わせてリズムを合わせてじゃん、じゃん!と弾くのを。3曲くらい。
『ドドドの歌』に合わせ鍵盤を弾くのも、ドとレとミまでできました。




ちょっとゴソゴソしてきたので、気分を変えるために、彼の好きな、音符カード。
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これはもう、ノリノリで。
今回は、ド~ソまでできました。
彼もとても得意そう。
最後は、ちゃんとご挨拶に合わせて礼をして、レッスンを終えました。




成長をしみじみと感じた、嬉しいレッスンでした。