皆さん、こんばんわ。

前回初めて書いた同志社香里中学の記事に私が思っていた以上のアクセスがあり驚いています。

拙いブログを読んでいただいた方々、本当にありがとうございました。

 

 

今回ですが立命館中学について書いていきたいと思います。

2024年5月11日の土曜日に立命館の校外説明会が西宮の西宮プレラホールで行われました。

立命館中学校は京都府長岡京市にあるのですが、中学受験者数が多い大阪府だけではなく積極的に兵庫県西宮市まで校外説明会を開催するところに立命館の強い意志のようなものを感じています。

 

 

関西圏の皆さんはご存知でしょうが、兵庫県は全国トップの灘を筆頭に甲陽学院、六甲などの非常に難易度の高い私立中学があるだけではなく、いわゆる関関同立系附属校では兵庫県下で人気の高い関西学院中学部があります。

 

立命館中学は2024年度も受験者数を増やしているかなり人気の附属中学校です。

そのような人気校であってもあぐらををかかず、中学受験では激戦区の兵庫県にまで地道に校外説明会を開催している立命館の戦略性に、さらなる人気校への変貌を感じずにはいられませんでした(この辺の考え方はあくまでも個人の感想です…)

 

 

今年度の中学入試、私が指導した生徒で立命館中学に見事合格をした生徒がいるのですが、その生徒が中学受験ではかなり珍しいタイプであったので、後半はその話を書いていこうと思います。

但し、稀有な事例なので中学受験を考えている方にはあまり参考にならないかもしれません。ただ中学受験を考えている方にこのようなパターン(手段)でも「関関同立クラスの志望校に合格できる!」という一つの事例として紹介します。

 

 

その生徒(女の子)は2024年3月から指導を開始しました。

指導開始偏差値は駸々堂模試で51〜53(2教科平均)

第一志望は関西学院千里国際だったのですが、第二志望が立命館A方式でした。

(ただし本命はあくまで第一志望の学校であったため、立命館はA方式の受験資格を得た上でのチャレンジ校とういうスタンスでした。)

ただ今まで塾や個別指導には全く通っておらず、中学受験の対策はZ会の通信教育のみという状況でした。主な受験対策はZ会の通信教育以外に家でお父さんが市販の参考書や問題集を購入し指導しておられたのですが、どうしても算数に行き詰まり、算数を中心に指導を頼まれました。

しかも習い事の関係で8月のお盆過ぎまでは授業の時間がほとんどとれず、3月から7月までは月1回2時間の授業のみでした。

私も家庭教師を長い間していますが、受験生を4ヶ月もの間(特に指導開始から)月に1回の授業というのは初めての経験でした。

 

 

3月〜7月までは主に

①基本問題が抜け落ちている単元(弱点補強)の指導

②指導した単元を理解し、それが身に付くまでの問題演習

③受験算数には必須の図の書き方の徹底指導

を行いました。

特に②が重要で、これに関してはお父さんに全面的にお願いする形になりました。

受験算数の考え方や解き方(①や③)などは月に一度の授業で私の方が指導を行い、その復習をお父さんの方にお任せしました。

当初はこのような状況でしたが、本人の高いモチベーションと両親の協力があったおかげで、指導面に関して焦りなどはありませんでした。

 

 

 

あまりブログが長くなると読みにくいかもしれないので、8月以降に関しては後編で書いていこうと思います。

また、後編では立命館中学の2024年度を含む受験傾向などについても書く予定にしています。