石原都知事の「天罰発言」により、
日本人の気付きが遅くなってしまった。
もちろん、津波は天罰ではないし、
うまく利用するものでもない。
被災者を「かわいそう」と言ってしまう上から目線も
傲慢極まりなく、文学者のくせに
それを気取っているくせに
大したボキャブラリーもセンスもないことに失笑の嵐だ。
でも、確かに戦後、特にバブル世代の
アイデンティティは私も含めて「我欲」に成り下がっている。
それは事実。今の政治の混迷も政治家が…というより、
今の日本国民のそれこそ「我欲」が良く表れた結果だろう。
そして、不幸にして起きた震災と津波により、
私たちは手を取り合うことの大切さに気付かされている。
節電の動きしかり、批判と悲しみをあおるだけのメディアに対する怒りしかり。
今こそ手を取り合ってこの難局を乗り切るべく、立ち上がっている。
そして、何年か後にふと振り返った時に、
それまでの自分たちの我欲の浅ましさに気づくのだろう。
その時に、再び我欲に戻らないようにみんなで心がけよう。
大切なのはそういうことだ。今はこの難局をひたすらに耐え忍んで、
手を取り合い、前向きにひたむきに頑張っていれば光は見えてくる。
必ずだ。夜明け前が一番暗いものだ。
明るく、さわやかに、
石原都知事も含めて皆同じ時代を生きる仲間なのだから。

または千手観音から差し出された一本の救いの手だ
嫌がったり恐れてはいけない。悩み抜いて答えを導き出すんだ。