* 2012年 冬 *
2社目に就職した会社は一般的にいう
大手企業で国規模の会社でした。
周りは1級建築士のスペシャリストばかり。
一人一人のスキルの高さに圧倒されました。
半年毎に売り上げの目標金額の設定があり、
ノルマがクリア出来なければ、否応なく退職
するというシステムでした。
(当時は見習い制度があり、
私はノルマ制度から外れていました)
その制度で働く女性の割合は1割程でした。
①お客さんに出逢う
②プランをする
③見積りを作る
④契約をとる
⑤現場をチェックする
という当たり前の工程ですが、
ノルマを抱えて一人で推し進めていく事の
大変さ、知識やコミュニケーション能力の
必要性、あれほど切実に感じたことはあり
ません。
とても親切にして下さった先輩が
笑顔で退職していく姿を思い出します。
「お金を沢山稼ぐって大変で苦しいんだ!」
という考えが、この時自分の中に強く
根付いた気がします。