* 2013年 春 *

 

 

京都のリフォーム会社で現場管理の

仕事していた時の事。

 

 

 

その会社内では、少し扱いづらいと

有名な大工さんがいましたとさ。

 

 

 

そんな先入観の中顔合わせの日、

 

「お世話になりまーす!」と中に入る私。

 

「お、おねえちゃん来たでー」

と他の職人さんに話す大工さん。

 

 

(オネエチャンって...)

 

 

ろくに話も聞いてくれませんでした。

 

 

(どうなるんやこの現場...)

 

 

 

めげずに毎日通って工程のすり合わせと

段取り(発注する建材の寸法の確認など)

をすることにしました。

 

 

 

大工さんが少しずつ話してくれるように

なって思うのは、前職の会社で得た

専門用語の知識が生きたなという

ことです。

 

 

例えば、

「みつけ」「ちり」「こぐち」などなど

 

 

建築業界で働いていたら当たり前の知識

なのですが、あらゆる覚えたての言葉を

ふんだんに使い武装した私笑

 

 

 

工事が完了に近づく頃、

現場に入る私を見て

 

 

 

「監督さんが来はったでー。」

 

 

 

(ワタシノコトデスカ?)

 

 

 

と言ってくれましたとさ。