非通知や振り込め詐欺に使われた電話番号からの着信を拒否する機器を貸し出している東京都目黒区は、昨年１２月の着信状況をまとめた。
区はこれまでに、計２７台の機器を区民に貸し出している。特殊詐欺などで使われた番号からの着信は１台当たり４．５２件で、同時期の全国平均３．４６件を上回った。非通知の着信は同１１．９８件あり、全国平均０．８９件の約１３倍に達した。区生活安全課は「目黒区は高所得者が多いので、悪質業者に狙われているのではないか」と推測している。
区は２０１８年度もこの事業を続ける方針で、募集時期は未定だが、先着５０人に無料で機器を貸し出す。利用時は電話番号を表示するナンバーディスプレーの契約が必要。問い合わせは同課（０３・５７２２・９２９７）。
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