長崎県内高校の卒業生宅に不審電話相次ぐ
長崎新聞 10月7日(金)9時6分配信
長崎県警生活安全課は6日、今年7月以降、県内の県立と私立高校計5校の卒業生宅に、オレオレ詐欺とみられる不審電話が約200件あり、うち4件で計約450万円をだまし取られたとして注意を呼び掛けている。
同課によると、いずれも息子になりすました男から電話があり、息子の実名を名乗るケースも。1回目の電話で「風邪をひいて声がおかしい」「携帯を替え番号が変わった」として番号を登録させ、後日「不倫相手を妊娠させた」「会社に損害を与えた」などとトラブルを装い、指定する口座に振り込むよう要求するという。
同課は高校の卒業生名簿などが流出したとみており、県警の特殊詐欺被害防止コールセンターから対象世帯に電話をかけて注意を喚起している。「家族を名乗る者からの電話であっても金の話は詐欺を疑い、必ずほかの家族や警察に相談してほしい」としている。
長崎新聞社
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義母から夫の遺産6800万円詐取 容疑女を再逮捕
産経新聞 10月7日(金)7時55分配信
死亡した夫の遺産を全額得ようと夫の母親をだまして相続権を放棄させたとして、厚木署は6日、詐欺の疑いで、横浜市神奈川区栗田谷の会社員、伊藤庸子被告(48)=有印私文書偽造・同行使罪で起訴=を再逮捕した。同署によると、「だましたわけではない」などと容疑を否認している。
再逮捕容疑は、平成27年5月、長野県上田市に住む80代の義母に対し、死亡した夫について「借金がたくさんあり、お母さんに背負わせるわけにはいかない。相続を放棄してほしい」などと虚偽の説明をして相続権を放棄させ、義母が相続するはずだった約6800万円相当の財産をだまし取ったとしている。
県警は今年7月、厚木市内の男性(48)と養子縁組をするための書類を偽造したとして、有印私文書偽造・同行使の疑いで伊藤容疑者を逮捕。夫は昨年5月に死亡しており、財産相続の経緯を調べるなかで、詐欺への関与が浮上した。 同署はだまし取った金の使途などを調べる方針。
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詐欺団にだまされて「受け子」に、80歳不起訴
読売新聞 10月7日(金)7時53分配信
特殊詐欺の被害者から現金を受け取る「受け子」だったとして、愛知県警に詐欺未遂容疑で逮捕された大阪府の女性(80)を、名古屋地検が不起訴にしていたことがわかった。
処分は9月15日付。女性は言葉巧みに受け子に仕立てられたとみられ、「詐欺とは思わずに荷物を受け取った」と話したという。同様の手口は昨年以降、大阪府警の捜査などでも発覚しており、捜査当局は警戒を強めている。
捜査関係者によると、大阪府の女性の逮捕容疑は、氏名不詳の男らと共謀し、名古屋市の女性(76)に「復興支援のため、寄付を募っている」とウソを言い、現金をだまし取ろうとしたという内容。被害女性が送った荷物を受け取ったとして、8月25日に詐欺未遂容疑で現行犯逮捕された。被害女性は愛知県警の「だまされたふり作戦」に協力し、荷物を送っていた。
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被害防いだ特殊詐欺約9億円 金融機関や親族貢献 兵庫県内
神戸新聞NEXT 10月7日(金)7時30分配信
今年1~9月に兵庫県警が認知した特殊詐欺で、被害が寸前で食い止められたケースが338件約8億9400万円あり、過去最高だった昨年1年間(285件約8億8千万円)を既に上回ったことが6日、県警への取材で分かった。金融機関の職員に加え、被害者の親族が防いだ事例が急増した。(初鹿野俊)
県警生活安全企画課によると、被害を防いだのは金融機関職員が132件、親族が114件で全体の7割以上を占めた。親族は昨年1年間(74件)を既に大幅に上回っており、同課は「親族をかたるオレオレ詐欺が増え、被害者が親族に連絡する機会も多くなったのではないか」とみる。
一方、同期間の被害額は279件約10億5300万円となり、2011年から6年連続で10億円を超えた。手口別では、名義貸しトラブルの解決金やサイト利用料の名目などによる架空請求詐欺が最多の114件で、他にオレオレ詐欺99件、還付金詐欺33件が目立った。犯人側に現金が渡った手段では、「手渡し」が40・7%で、「振り込み」33・5%▽「電子マネー」13・7%▽「送付」12・1%-と続いた。
県警は10月を「特殊詐欺の予防強化推進月間」に位置付け、6日には県内52の金融機関で被害防止訓練を実施。みなと銀行兵庫支店(神戸市兵庫区)では、多額の現金を引き出そうとする高齢者との会話から行員が詐欺を見抜き、説得して通報するまでの手順を確認した。
県警は「今後も金融機関と連携して被害阻止を図る」とする。
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