2021/04/07日本経済新聞『Bizランキング 時価総額の増加額(地域別)』

より  米エヌビディア インテルを逆転

前回からの続きでアジア地域・・・

 

【中国】 2021/05/10日経新聞より

 

ネット系が目立っており、1位のテンセントゲームが伸びて時価総額は33兆円増加、アリババ集団はネット通販のピンドゥオドゥオとの競争が激化して14兆円の増加にとどまっており、ティンセントに時価総額で逆転されています。

出前アプリの美団増加額で3位にランクイン。個人消費を追い風に貴州茅台酒は蒸留酒のパイチュウを手掛け、高級品は富裕層顧客の接待需要が強いとのこと。中国の免税店運営会社も時価総額を伸ばしたようです。

 

車載電池で世界最大手のCATL時価総額が11.2兆円増加、EVの核であり航続距離などを左右する電池メーカーの存在感が高まってきてます

 

日本・中国を除くアジア地域でも時価総額を伸ばしたのはIT半導体関連で、台湾TSMC韓国サムスン電子もダントツの1位・2位でした。

 

【日本】 2021/05/10日経新聞より

ソフトバンク、ソニーGが上位、比較的新しい企業、オンラインで医師に医療情報を提供するエムスリーは最高益が続き、時価総額増加額は3兆円で時価総額は5兆円を超えてきました。

 

とは言え、、、日本だけは株式時価総額の増加額は伸びが鈍く一桁兆円台であり、海外に比べてワクチン浸透の遅延、デジタル化や事業の大胆な見直しなど、随所に出てくる躓きが成長の足かせになっているとの見立てが大きいのではないでしょうか?

 

この辺りは日々コミュニケーションしている海外投資家や日本のアナリストなども「やっぱり企業の稼ぐ力や企業経営のメンタリティ、そもそも日本企業の体質から見て、海外企業の方が◯だね」と言うので、悲しいですがきっちりと数値で出ているような気がします。