巻き込まれた人にはお気の毒というか、お疲れ様でしたというか…
東北新幹線の停電事故がGWの大移動を直撃しました。
このような事故をゼロにすることは難しいでしょうが、なるべく起きないように鉄道会社の方にはご尽力頂きたいものです。
事故ではありませんが、新幹線移動も多かった私も何度か大幅な遅れに巻き込まれたことがあります。
台風が日本列島に向かって北上するさなか、東京駅19:40発の「ひかり」新大阪行きは気味が悪いぐらい空いていました。
列車は順調に西へ進んでいましたが、三河安城の鉄塔が見えたところで突然の停電で急停車。
それでも名古屋は15分程度の遅れで出発したもののそこからが大変でした。
名古屋を出た直後から急激に風雨が強まり徐行運転となり、関ヶ原でまともに台風とぶつかってしまったのです。
歩くような速度で進む新幹線の窓の外では、木のてっぺんが地面に着きそうなほど風に曲げられ、車体も大きく揺れます。
脱線するのではと怖さを感じていると、「列車の運行が危険なため、風が弱まるまでトンネル内で停車します」とアナウンスが流れました。
ずいぶん長い時間トンネルで停車した後運転を再開しましたが、新大阪に着いたのは3時間半遅れの午前2時でした。
ホームにはテレビの取材が待ち構えており、そのまま列車ホテルになったようでした。
私は新大阪駅近くのオフィスに戻って夜を明し始発電車で自宅に戻りましたが、いくら新幹線好きの私でもこれにはさすがにグッタリでした。
そんなことを思い出します…