ダイワと言うと、大和証券、大和ハウス、大和銀行(現りそな銀行)と、いろいろありますが、もちろん、釣り具のダイワです。
昭和33年に東京都中野区大和町に輸出用釣り具、およびスポーツ用品の製造販売を業として、大和精工株式会社が設立されました。大和町だから、ダイワなんですね。
ちなみに、その後の昭和37年に現在の本社所在地である東京都東久留米市に本社を移転しております。
昭和44年には、ダイワ精工株式会社に社名を変更し、昭和47年にはゴルフ事業に進出してみたり、昭和55年にはテニス事業に進出、そのうちゴルフ場運営までやったのち、ゴルフ場運営は平成16年に撤退しています。
ゴルフ場運営と言えば、バブル期のありがちな失敗事業の典型なんですが・・・・
ちなみに、平成17年小売業のキャスティングの株を追加取得し、連結子会社としています。
だから、キャスティングはダイワ製品をいっぱい置いているんです。
ここまでで、思うことは、シマノよりも、事業形態が多様だということ。
そして、平成21年に創業50年を記念?して、グローブライド株式会社に社名変更しました。
では、業績推移です。(億円)
決算期----H20/3-----H21/3
売上--------636-------666
最終利益-----38------△12
売上は伸びたのに、なぜ赤字になったのでしょうか?
もうすこし、損益計算書を詳細に見てみましょう。
決算期----H20/3---H21/3
売上--------636-----666
営業利益-----36------29
経常利益-----21------15
税前利益-----36------12
税後利益-----28----△12
簡単に説明しますと、
営業利益=本業のもうけ
経常利益=営業利益から、家賃収入や銀行への金利の支払等の本業以外の損益を調整
税前利益=経常利益から、普段は発生しない特別な損益(例:工場の売却益や、損害賠償の支払等)を調整
税後利益=税前利益から、税金の支払いを控除したもの
と、なります。
税前利益までは黒字だけども、税金の支払いで赤字になった?という不可解な結果となっています。
売上が伸びたのは、実は、2社を買収して子会社としたことが寄与しています。売上は伸びてアタリ前です。
税後利益が赤字になったのは、税効果会計という、非常に専門的な会計処理が関係しています。
これは、会計上の利益と、税務上の利益が相違することから生じるものですが、将来の利益見通しが悪い場合に、税効果会計は利益に不利に働きます。
つまり、将来の利益見通しが悪いので、税効果会計が不利に働いて、税前利益は黒字なのに、税後利益は赤字になったということです。
また、ダイワはシマノに比べて、銀行借入が多く、自己資本比率も低いです。
どうやら、積極的に会社を買収しているようですので、買収費用を銀行借入に頼っているのでしょう。
それでも、H22/3期の第3四半期決算では黒字を計上しています。
ここは、いろいろな会計上の判断が関与してとのことだと思いますので、推測は避けますが、厳格で保守的な会計処理をしたということでしょう。
シマノは、自転車のギアや変速機で世界で7,8割のシェアを誇っています。その技術を釣り具にも応用しています。ギアやカーボン素材の技術を、です。こういうのをシナジー効果といいます。
一方、ダイワは釣り具事業で勝負をしています。
そして、釣り具業界の市場規模は年々縮小しているようです。
ですが、リョービのように釣り具事業を売却することも出来ません。
僕がダイワにシンパシーを感じるのはそこにあります。
だから、プロ磯インプレッサを買ったんです。
えっ、そのあと、シマノ買ったじゃんって?
あ、いや、それは、その・・・・・・