HINAYA vol.2
前回の染色レポートの続きをご紹介させていただきます♪
それでは、早速染料に浸けていきましょう。
絞った洋服を染料につけて、手でもみ込みます。
中央の柿渋染料はとても染まりいので、手袋をして行います。
付け置きの時間もほとんどなく、5~10分もみ込んだらすぐに絞って干します。
柿渋以外の染料は、このまま丸1日つけ置きをします。
(通常のつけ置き時間は丸1日ですが、染める素材やお客様の好みによってつけ置く時間は異なります。)
丸一日つけ置きをしたら、絞ったあと媒染液につけ、さらに丸一日置きます。
こちらの黒い液体が「木鉄」といって鉄媒染に使われているものです。
木の中の鉄分から抽出している液だそうです。
ボールの中の水に少量垂らすと、薄いグリーン色になります。
こちらが「ミョウバン」媒染。
仕上げたい色見によって、「鉄」か「ミョウバン」の媒染を選びます。
染色場の2階に風の通る物干し場がありました。
日があたりすぎず、とてもここちよい場所で染物は干されていました。
染料の元になる「くり」。
兵庫県丹波市から調達している丹波の栗の殻です。
丹波の栗を扱っている業者さんが「殻はどうせ捨ててしまうから」ということで、譲っていただいているそうです。
大きくてとても立派な栗の殻なので、捨てられる前に、また活躍できてよかったですね!
HINAYAさんの染場は現在2名で行っています。
取材を受けて下さり本当にありがとうございました。
今回私にとって、洋服を染め直すというのは、はじめての体験でした。
汚れてしまったから捨てるのではなく、長く大切に使えるように、
もう一度“息を吹き込む”ことは、とてもわくわくする気持ちになることを改めて実感しました。
そして、それぞれの天然染料には、それぞれの特徴や風合いの良さがあり、
「今度はこの染料を試してみようかな?」と、いろいろ染めてみたくなりました。
約2週間後、染め上がりの洋服が届きました。
白のインナーだったのですが、『 ログウッド染料+鉄媒染 』 で、
こんなふうになりました!
なんとも言い表せない素敵なグレー色になりました。
顔を近づけると、ほんのり染料の香りがします。
以上、京都の染色の会社HINAYAさんの体験レポートをお伝えしました。
それではまた~


