302日目。もう一つ更新。



給料日だ。



給料日になると

一目散に銀行へ走って

滞納分の税金や家賃を支払う。

因みに翌月まで余裕のある支払いには
とりあえず手をつけずにおく。

自慢じゃないけど
携帯と、借金の返済だけは
滞らせた事は無い。
(本当に自慢じゃない)

仕事で電話が繋がらないと
返済の催促で職場へ連絡が来ると…

そう。バレるからだ。

泥まみれの金銭事情の中ででも
見栄を張って「普通」に振る舞う。

バレるぐらいなら借金を追加する。

滞らせるとガチでヤバい支払いだけを
済ませて

残ったお金が6万円ちょっと。

残りの支払いを済ませても
何とかギリギリで食べてはいけるはずの
お金は残せるのに、そうはしない。

一日千円。

最低保証の3万円を残して

パチ屋に入る。

給料日初日に設定なんか入ってる訳ない事
それぐらい知ってるはずなのに。

お金が無い心細さと
ただ打ちたい衝動と
もしかしたら…っていう期待だけで

一ヶ月かけて稼いだお札は…
いとも呆気なくサンドの中に消えていく。


運良く、いや、悪くか。

下手に勝とうもんなら

翌日からパチ屋が通いが始まって
たまたま得られたお金全てと
最低保証の3万円すらも無くなるまで

パチ屋に足を運ぶ毎日が待ってる。


そうして、また

仮初めの禁パチが、次の給料日まで
開始される。

徐々に増え続ける借金だけで耐えながら
ひたすら空の通帳を眺めながら

次の給料日を待ち焦がれる。


「待ちに待った給料日」


毎月毎月、給料日だけを待ち続けてたよ。


それが、今はどうよ


「気がついたら給料日」


えっと…俺は相変わらずお金が無い。
これは変わってない。

借金もまだまだ残ってるし
世の中には必死で血の滲むような努力で
返し続けてる人も沢山いて

俺は今だに職場の部下達と食事にいっても
サラッと奢る気前の良さも演じてる。
家では100円のうどんすすりながら。

くだらないかもしれない見栄の為に
手をプルつかせながら…
予め引き出しておいた万札を
送り出してたりしてるんだよな…。

だから、まだまだ甘いんだと思う。

借金がある立場にしては甘いんだろうと。

そんな余計な金があるんなら、
人様から借りたお金を少しでも早く
返すのが筋だという事もわかってる。

でも、見栄を張っちゃうんだよな…。
つい。

それ以外はお金はほとんど使わない。
パチ以外で他に使い道も知らないような
人間だからかな。

とにかくコツコツと返しながらも
普通の生活を送れているんじゃないかな。
借金がある事以外は。


給料日を待たない生活。


思い出したけど
これって1年前に夢見てた生活だった。

これだけ地味な毎日が続いてるだけだと
思ったけど

過去の俺からしたら、とんでもなく
夢のような生活を送ってるんだよな。

今でも相変わらず打ちたくて仕方が
無くなる時もあるけど。

今の生活捨ててまでって考えると…

ちょっと勇気が要るね。スリップするのも。

だから、これも
打ちたいって感じる自分を受け止めて
行かない事を選択する為の理由の一つ。



次の返済なんだけど

毎月の返済に加え

さらに5万円。乗せて返す事にしたよ。


今日一日を人間らしく。