潜在的に抱える自分の課題。
向き合うには、あまりに強大で
目を背けたくなる現実。
多額のお金と引き換えに
現実から一瞬だけ自分を切り離してくれた、
パチ。
パチを打っている間だけは
抱える問題を忘れさせてくれた。
本当に打っている間だけは。
夢中になって、
勝ち金を得る事で
現実の問題を先延ばしする事への
罪悪感も薄めてくれた。
だからある意味パチは
一人じゃ歩く事のできない俺が
行動を起こす為の原動力になって
くれてたと思うんだ。
けどある日、実際には
前になんか進んでいなかった事に
気がついたんだ。
自分の周りの人間が、ずっと先に
行ってしまってた気がした。
パチを続けるという事は
俺にとって人生の歩みを止めている状態で
パチをやめるという事は
歩みを阻害し続ける存在を排除する事で
パチをやめるという事は
ずっと先送りにしてきた自身の課題と
向き合う事を意味してた。
禁パチ=課題の克服
じゃないんだよ。
だから禁パチが怖くて仕方がなかった。
実は。
すがるものが無くなるんだから。
パチをやめただけで人生がすぐに好転
わけじゃないっていう確信みたいなものが
あったから。
だけど俺は、パチと離れる事を選択した。
ずっと進む事が怖くて先延ばししてたけど
一歩ずつで良いから進んでみるかって。
一日一歩。
パチと離れた日数分だけ
人生を一歩進めて行かなきゃなって。
そうして、なんとか進めてこれた。
特別でも何でも無い。
いつもとおんなじ一日を
今まで通りやるだけだ。
また一歩、自分の足で踏み出して
300歩目。達成。
今日一日を人間らしく。