「いや〜聞いてください。昨日番長で7000枚出しちゃいましたよ〜♫」


そうだね。


何度も聞いた事があるセリフだね。

こいつは、悪くない。

悪気なしに、言ってくるだけなんだ。


後輩からの歓喜の報告。


「お…おう…やったな、おめでとう」

必死に絞り出す必死の一言。
これが精一杯。


ドクン…


ドクン…

ドクン…


ほら。

昔の、過去の栄光の記憶が総動員で再起動を始めてるのも


自分でわかってるよな?
この後に自分がとってきた行動も。


今日の話は
こういう時の向き合い方。
(あくまで俺がしてきた事だけど)

俺が何度も経験してきた、他人の自慢話からのスリップ。

これを少し掘り下げてみる。


自慢話を聞いて自分の中に湧き上がる感情の変化は、どういうものがあるか?

羨ましい

楽しかっただろうな

俺もお金が欲しいな

もしかしたら今日は俺の番かも

なんでこいつばかり…

こいつに負けているのが悔しいな

こいつにできて俺にできないはずはない

こいつよりも出して俺が上だという事を知らしめたい

こんなところじゃないか?


文字にしたら凄くわかりやすいな。
今回は案外簡単かもしれない。


それはたぶん
相手より優位に立ちたいという欲求からくる
「劣等感」じゃないかな。

それも「お金」を基準とした劣等感。


想像して


もし仮に宝くじで1億当たっていたとする。


「7000枚(14万円)出しちゃいました〜!」とか今更言われてもさ

「ふーん…そう」てなるよね!?(俺だけかな??)

お金の基準だけで言って圧倒的優位に立つと、本当にどうでも良いと感じれちゃうと思うじゃんか?

今はまだ、自動的に自分がお金の面で劣っていると感じているという事。


本来はさ
お前にとって大事なのはさ
何日パチを断つことができたかの日数であって
いくら稼いだかの金額ではないはずだよ。

目の前の人は昨日パチを打ってお金を得てきた、
お前はもしかしたら手に入ったかも知れないお金と、もっと多くの失っていたであろう損失を同時に放棄し、禁パチに関しては少なくとも目の前の人の先を歩んでる。

それで良いんだよ。



まあいい。


お金基準で優劣を決めてしまう価値基準。

今はとりあえずそれで良いよ。

お金以外の沢山の価値基準に気づけるのは、どうせまだまだ先なんだから。今無理はしなくて良い。


今向き合うべき事はさ


自分と人とを間違って【比較】しちまってるって事なんだ。


こいつらよりも先に当りをひいてやる
隣のヤツより勝ってやる
負けたけどあいつよりは負けは浅くて済んだ
パチにハマってるけどこいつらよりはまだマシ

ことごとく、パチ屋の中では他人を基準とした勝ち負けが実に無数に渦巻く。

良いライバルを見つけ磨き合う為の意味では【比較】は大事だよ。

【比較】の使い方を間違うと凶器になる。


人は自分に近いものを比較対象にする。

今の自分がちょっと頑張れば手の届く可能性があるラインだ。

数十億の資産を持つ株主なんかに勝とうなんて、急には思わないだろう?

かといって

今のお前がパチで富を得た人にフォーカスしている場合じゃないだろ?

人がお金をいくら稼ごうがさ、

関係ないんだよ。

先月までは手持ちの残金なんて残せた事も無かったお前が、今月1000円だけ残せた。

そのお前の中のプラス1000円の前進の方が100倍大切なんだよ。


人は人
お前はお前だ。


パチで得られるかも知れない14万円ぽっちのはした金よりも、
まずは自分の意志で残せた1000円という大金をつかんで欲しい。


そん時はさ


「おぉマジか〜!!すごいじゃん♫良かったなぁ〜」って

心から素直に言える自分がいるかもな。


いや、必ずその時は来るよ。




今日一日を人間らしく。