今さら言うのも気が引けるが、私は漢字が苦手だ。

大昔から、もういいジジイとなった今に至るまで。

たぶん、日常生活でも苦手な虫だった「蜘蛛」あたりが分岐点だったのではないだろうか？　よく見れば何ということもない、単純な形なのに、もう迷わず「クモ」とか「くも」で済ませてしまっていたのだ！

そうして身についたクセで、画数の多そうな漢字を覚えようとする意欲が完全に失われてしまったらしい。はなから戦意喪失状態である。

だから、これまで「薔薇」だの「魑魅魍魎」だのをフリーハンドで書いた記憶がない。もちろん、「鬱」などもってのほかだ。（>_<）

そうだったのだけれど……（^^；

※

最近、『バーナード嬢曰く。』でおなじみの施川ユウキの『鬱ごはん』の表紙画をマジマジとながめる機会があった。

◆ えっ、“バーナード嬢” をご存知ない？

あらためてよくよく見れば、個々のパーツはそう難しいものではなさそうではないか？

鬱

私の頭のなかには、【林のなかで見つけた缶の下に “米びつ” が埋められていた。その理由は……ヒ・ミ・ツ】という意味不明な呪文が浮かび上がってきた。

もしかしたら、これで「憂鬱」もついに克服できそうな気がしてきたではないか！

ただ、ひとつ問題が……私には、この「鬱」という漢字を衆人環視のもとでは書けないことが判明したのだ。

※

正しい書き順がまったくわからないのだ！　（>_<）

ちなみに、『鬱ごはん』第１巻は現在期間限定で（2024/2/14 23:59 まで）無料で読むことができます！