古本まつり2025 でのささやかな収穫 | DVD放浪記

古本まつり2025 ②:こまごまと本を拾う

今年の(第33回)神田ブックフェスティバルは、25日(土)、26日(日)両日とも雨のため中止となってしまった。その責任の一端は、雨乞いに努めていた私にもあるのかもしれない。(^^;

 

それは私だって、女子パウロ会の今年のブースには、シェンキェヴィチの『クォ・ヴァディス』(画:藍真理人)全3巻が置かれるのか気にはなっていたし、昔の勤務先から出版社に転職していった知人がこのイベントのために準備しているだろうことも想像できたから、今回の雨天中止には申し訳ないという思いもないわけではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、ブックフェスが流れたおかげで、乏しい資金を古本購入にまわせることができるのも厳然たる事実である。(^^;

 

 

 

 

ということで、土日を飛ばして27日(月)にやってきたすからぶ書店の棚には、ちょっとだけ期待していた、Everything You Need to Ace シリーズの他の巻は見あたらなかった。何事もそうそう都合よく運ぶわけではない!

 

盛林堂の平台でも、拾った文庫はアシモフ関連の1冊(200円)のみ。棚のほうからは、みすず書房の本を1冊(300円)。

 

それから、店名不明ながら、駐車場に平台を展開していたところで、白水社から出ていた渡辺一夫の箱入りハードカバー(300円)をゲット。

 

村田書店の平台下に置かれていたビニールかごからは、刊行後1年未満の新書を3冊(各300円)。私もたまには世間の風にあたることがあるのだ!

 

そして、今日もサイゼリヤでランチ(600円)。(^^;

 

食後には、マクドナルド前の横断歩道を渡って、靖国通りの道なりに、新館準備中の三省堂書店までのブースを覗いていく。

 

それから神保町会館へまわり、羊頭書房でヴァン・ダインの古いペーパーバック(1000円)を拾ったのが今日いちばんの高額品だ。深く反省する。

 

もう一度靖国通りへ戻り、盛林堂の平台の補充ぐあいをチェックすると、井上一夫訳の『ジェニーの肖像』(200円)があったので拾っておく。既読の本だけれど、アマゾンのプライムで久々に映画版(ジェニファー・ジョーンズ、ジョセフ・コットン主演)を観るときの、そして原書を読むときの参考に……。

 

 

 

 

澤口書店(東京古書店)に寄って、24日に店頭の棚でチラと見かけたチェスタトンのハードカバーを探すが、さすがにもう消え失せていた。まあ、それで良かったのだろう。どうせ私には読みこなせない代物だ。2階の自販機でコーラを飲んだ(100円)。だからサイゼリヤではドリンクバーを注文しなかったのだ!

 

もうひとつの澤口書店(厳松堂ビル店)では恒例の新書セールをやっていた。岩波ジュニア新書が小さなカゴに取り分けられていたので、その中から『三国志事典』(200円)をピックアップ。編者のひとりの立間祥介が訳した『三国志演義』は角川のソフィア文庫から出ている。

 

 

 

 

 

 

 

最後の明倫館書店前のワゴンでは、同じく岩波ジュニア新書の『科学のすすめ』(200円)と岩波NSシリーズの1冊(200円)、そして、道路側のブースの棚からは、タイムライフ社の小ぶりのハードカバー本『人間と宇宙の話』(400円)を購入。最後の本は、アーサー・C・クラークが1964年に著したノンフィクションものだ。

 

 

 

同じブースの平台には、おそらく中学生あたりを対象にした “岩波科学の本” シリーズが少しまとまって置かれていた。外箱はボロボロだけど、中の上製本は無傷(ただし小口のヤケはやむを得ない)のものが多く、各500円というのは安いと思う。実は、欲しいものが数冊あったのだけれど、私以外に欲しがる人もなさそうなので、後日拾うことにした。【警告:この油断で痛い目にあう確率はかなり高い!】

 

 

今日の出費の合計金額は……やっぱりヴァン・ダインの1000円が余計だよなぁ。再度深く反省する。(^^;