岩波現代文庫に55%ポイント付与!
⬆どうしてもこのタイトルを出したかった。ただそれだけのための記事である。(^^;
フツーのブログなら岩波文庫の新刊、安倍能成の『岩波茂雄伝』などを取り上げるタイミングかもしれない。
でも、そのあたりはここではスルー! (^^;
近年の岩波書店は、公開映画とのタイアップとかノベルティのプレゼントなどのプロモーション活動こそ行っているけれど、こと書籍の価格については保守的で、派手な割引きやポイント付与キャンペーンを繰り返す他の大手出版社にくらべるといかにも “控えめ” であった。
だから、岩波現代文庫で近藤ようこの『夜長姫と耳男』(原作・坂口安吾)のキンドル版に価格の約55%相当の588ポイントを付与しているのを見たときは正直ビックリした。【注意:価格・ポイント情報は常に流動的なものです!】
岩波書店、アマゾンのどちらが主導したものかはわからないけれど、いずれにせよ “岩波らしからぬ” 思いきった販売促進策ではある。
ただ冷静に考えれば、同じ坂口安吾原作の『桜の森の満開の下』とあわせて購入するなら、2068円の本に687ポイント(33%相当)が付与されているということか。 (^^;
あと、夏目漱石原作の『夢十夜』は68ポイント(8%相当)だから、3冊まとめると2926円に755ポイント(25%相当)ってことになる。
もっとも、近藤ようこファンは、ビームコミックで実施中のセールも気になるだろうか……(^^;
岩波現代文庫にはそのほかにもマンガがある。アイヌの世界を描いた石坂啓の『ハルコロ』(原作・本多勝一/監修・萱野 茂)は全2巻。
戦後GHQの一員として来日し、憲法草案内に先進的な “女性の権利” の条項を盛り込もうとしたシロタ・ベアテ・ゴードン(Sirota, Beate Gordon)を描いた樹村みのりの『冬の蕾』は、残念ながら今のところ電子書籍化されていないようだ。