安倍晋三氏の死の貴さ | DVD放浪記

安倍晋三氏の死の貴さ

故安倍晋三元総理の国葬儀が執り行われた。

 

 

 

 

文藝春秋2022年9月号[雑誌]

 

 

 

文藝春秋2022年10月号[雑誌]

 

 

 

TBSテレビの「報道特集」は、なにかと保守層から忌み嫌われている番組らしいが、国葬儀の3日前、2022年9月24日(土)に放送された「検証8弾・安倍三代と旧統一協会」は、私には非常に興味深い内容だった。

 

 

 

 

 

 

その安倍家と50年来の親交があるという、元共同通信自民党キャップの野上忠興氏は、安倍元総理の母、安倍晋太郎氏の妻だった洋子さんが抱いていた懸念のことを周囲から聞いたという。

 

 

 

 

 

 

“母親の洋子さんが、参議院選挙前にね、ひとこと言ってるんですよ。あんまりね、深く教会と関わらないほうがいいわよと、言ってるんですよ。(誰に言ってるんです?)いや、晋三さんに、安倍さんに。だから、それ聞いたときにねぇ、もう相当深い、あの、つまり、母親は知ってるわけですからね。あのぉ、岸さんも、晋太郎さんもね、母親が見てて、母親が言うから、やっぱり相当密な関係があったということですね。これはねぇ。”

 

 

 

 

 

 

これがほんとうの話なら、銃撃事件犯人の動機・背景を知ったときの御母堂の悲嘆、無念の気持ちは如何ばかりであったことか。

 

 

 

 

 

 

ただ、実に痛ましい事件ではあったけれど、結果的に、安倍晋三氏は最後の最後で、自らの命と引き換えに、自身が醜くゆがめてきてしまった国内の政治・社会状況を突き崩す先鋒の役割を担ったとは言えないか? それは彼以外の誰一人としてなし得ない大きな仕事だったのではないか?

 

そんなあれこれを妄想するジジイであった。

 

合掌