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281円
Kindle 本のセール情報である。いつまで続くものか不明なので、とりあえず、日本のSF界草創期に興味のある方はぜひお見逃しなくといっておきたい!
日本に “SFなるもの” を根付かせた福島正実の回顧録『未踏の時代』についてはもう説明不要だろうが、いまだに「何それ?」という方は以下のリンクへ!
◆ 『未踏の時代』
◆ ふたりの加藤喬
その福島に愛憎あい半ばする思いを抱き続けてきた豊田有恒の『あなたもSF作家になれるわけではない』を並べて紹介するというのも皮肉な巡り合わせではある。
豊田は、福島に見いだされ、同時期を生きてきた作家ではあるが、「SFマガジン」における “覆面座談会事件” をきっかけに早川書房を離れていったひとりである。本書は、私としてはその稚拙さにため息をつく部分も少なくないのだけれど、(^^; 本人が記しているとおり、「日本SF揺籃期のエピソード集」としての価値はあると思う。
※
ついでにいうと、早川書房のコミック群も、坂田靖子をはじめ、セール価格となっているものがある。
特に、近年、ヤマザキ・マリとのコラボ企画『プリニウス』で精緻な画力を見せつけた とり・みき のパロディ/ナンセンスもの諸作品などが気になる人も多いのではないだろうか?
なお、セール価格かどうかは不明だが、『DAI-HONYA ダイホンヤ』と『THE LAST BOOKMAN ラスト・ブックマン』も Kindle版が出ていることをお伝えしておきたい。