創元先手! 早川の打つ手は?
大事件である! 少なくとも私にとっては‼
アイザック・アシモフの『銀河帝国の興亡』3巻シリーズが東京創元社から【新訳版】で復活したのだ!
Amazon(アマゾン)
836〜4,530円
過去、創元からは厚木淳訳で3巻が刊行されていたが、その後もアシモフが書き継いでいった続編すべてを含め、シリーズ全7巻を岡部宏之訳で早川書房が出したことにより、創元版は書店から長く姿を消していたのだった。
それがここにきての復活は、このシリーズが映像化され、9月よりApple TV+で配信されることになったからに違いない。ところが、映像化作品とのタイアップならお手のもののはずの早川書房の動きがどうも見えてこない。いつもならシリーズ第1巻だけでも増刷し、期間限定の新カバーをかけて書店平積みを狙うはずなのだが……。ま、いずれ満を持してのキャンペーンが始まるのだろうから、ここはひとつお手並み拝見である。 (^^;
※
フツーの人にはあまり関係ない話だけれど、このアシモフの銀河帝国三部作(続編4作品の執筆時期とは時間的に大きなブランクがある)は彼の代表作として知られているが、日本国内での翻訳事情にはやや微妙なところがあり、このあたりは後に触れてみたい。
創元の鍛治靖子の新訳版を読むか、シリーズ全7巻をカバーする早川の岡部宏之訳を読むか迷ったら、早川版に対するアマゾンでのコメントを読んでみることをおすすめしておきたい。もしかすると、早川も新訳版を準備中ながら、そのスケジュールが遅れているだけなのだろうか?
あ、間違ってもこっちを買わないように! ま、これはこれで、面白いといえばいえなくもないのだけれど。 (^^;
どうせ間違って買うならこっちかな……(^^;