これで私の日本学術会議入りもパアか…
「胸チラ」とか「胸ポロ」とかおバカなことばかり言ってると周囲から疎んじられてしまうので、たまには少しマジメなことも書いてみたい。
最近とみに皇室関連の話題が盛んのようである。特に興味深いのは、Yahoo!のニュース記事などへの書き込みの中に、天皇制に対する疑義、異議申し立てが見られるようになってきたことである。
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私が高校生の頃、世は大学紛争に揺れていて、過激派学生が気勢(奇声?)を上げていたシュプレヒコールのなかには「天皇制打破!」のスローガンも含まれていたものだった。しかし、そんなもので天皇制はビクともせず、昭和時代が終焉を迎えたときには、今のコロナ禍なんぞ屁にもならないくらいの自粛ムードが日本全土を覆ったものである。そして、昭和天皇が病床からその年の稲の育ち具合を気にかけられているとの話が漏れ伝わると、それまでコメの自由化を執拗に迫っていたアメリカ側も当面の動きを封じざるを得なくなったという(←これは裏取りしてない (^^;)。
以前にも書いたことがあるけれど、学生の頃の私は、天皇といってもこっちが選んだわけじゃなし、いいご身分だよな程度の意識しかなかった(当時は、日本史の知識なんぞほぼゼロだった)。だが、その後、平成の御代における今の上皇さま、上皇后さまの行い、なされようをニュースなどで見聞きするうちに私は考えを改めた。地位を引き継いだから偉いのではなく、引き継いだその時点からの行いで尊敬をかちえることはあるのだ。そして、劣悪な政治屋どもが右往左往するなか、日本国がこの時期かろうじて体面を保てたのも、平成の時代の天皇皇后両陛下のおかげだと私は思っている。
ちなみに、上皇后(美智子)さまの児童文学に対する深い見識は驚くべきもので、私はもうミッチーの大ファンである。
◆ ジーヴス待機中!
そして、令和の今、新しい天皇皇后両陛下は新たな一歩を踏み出したところである。たぶん、その地位にふさわしい行いを積み重ねていってくれることだろうと期待している。
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ところが、昨今の秋篠宮家をめぐるスキャンダルの数々は混乱の度を極め、「あいつが天皇の義兄になっていいのか」「一億五千万円の一時金などもってのほか」どころか「秋篠宮家なんてイラねんじゃね」とか「天皇制は令和で終わり」「天皇制が自然に途絶えるのならそれもあり」との声さえ出始めている。
「天皇制反対!」を叫んでいた、かつての "革命闘士"(いまジジイ連中)らがゲバ棒を振り回して成し得なかった "革命" が、今市民レベルの "意識変革" として起ころうとしているのかもしれないのだ。 (^^;
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秋篠宮家の胡散臭さも相当なもので、中曽根元総理の内閣・自由民主党合同葬儀に家族一同参列と、菅政権への接近ぶりが際だち、皇室の公務軽減のための国家公務員特別職「皇女」新設構想の推進はその結果かと疑いを招いたのも当然だろう。もっとも、今のところは「お手振り公務に税金投入は無用」「名誉職などを減らし、無意味な公務を削減すれば済むこと」などの否定的反応が多そうだが。
そして、もう一方の民間人親子は、たった二人でこの天皇制をも揺るがす大山鳴動を引き起こしたわけで、ある意味実に天晴れではある。
世が世なら、というか、昭和の頃なら、右翼の街宣車あたりがその自宅付近に乗り込み、場合によっては……【以下自粛】
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このブログは、いずれ杉田内閣官房副長官の目に留まるだろうから、これで私の日本学術会議入りもパアか……(^^;