弐番です。
渋谷にあるユーロスペースにて、森達也・綿井健陽・松林要樹・安岡卓治 の4人が制作したドキュメンタリー映画「311」が公開されている。
森氏とは依然、大学の方で特別講座を受講した際にお話(といってもとても短いが)する機会があったので興味を引かれたのがそもそも見に行くきっかけだった。

何がともあっても確実に観に行くべきだ、と思う。それが批判的な気持ちでいっぱいで在る人ならなおさらだ。
批判は沢山あるだろう。しかし、僕はとりあえず「観に行け」と思っている。
ドキュメンタリーの中に、どうしても人は「ドラマ」を求めてくる。
誰誰が遺体で発見された、他の場所で生存が確認された。
それはただ「記録」された映像の中に生れ出てくる「ストーリー」だ。
しかし、そんなものはない。
わからない。
こわい。
ただただ空気だけが伝わってくると思う。
もうひとつ。
4人の監督は「称賛」や「金子」を期待していない。
映画の後に出てこられた松林監督の姿は、縮こまっておられた。
自分がこの作品を送りだした事に、胸を張ることが出来ないように感じられた。
ヘラヘラしている。金儲け。無名な映画監督……
本当にそう思うか?
では、震災を舞台にした心温まるストーリーはいいのか?それは震災で金儲けしてないのか?
資金が潤沢にある民放は、真実を映しだしていたか?
映したくないものは、映していなかったんじゃないのか?
松林監督はご自身でこの作品を「クソ映画」と称されていた。
ただ、それでも、僕たちはこの作品を見るべきだ。
自称、良識人も。
悪人も。
この映画を観た方がいい。
特に放送学科の連中なら、尚更だ。
観ずに批判するな!この映画はそういった類のものじゃない!
感情ばかりが先行してしまう感想になった事を、ここに謝りたい。
※補足 20:47
ちゃんと、遺族の人の許可は取っている。
最後に森さん達に詰め寄った遺族の方にも、ちゃんと了承は取っている。
因みに僕のスタンスは「マスコミは信用できない」ということだ。
権力の監察、監視がモットーのはずのマスコミ自体が「権力」となりつつある今、
マスコミを両手放しで「すげー」とは思わないからね。
その僕ですら、「観た方がいい」と思うのだ。
観た方がいいと思うよ。
渋谷にあるユーロスペースにて、森達也・綿井健陽・松林要樹・安岡卓治 の4人が制作したドキュメンタリー映画「311」が公開されている。
森氏とは依然、大学の方で特別講座を受講した際にお話(といってもとても短いが)する機会があったので興味を引かれたのがそもそも見に行くきっかけだった。

何がともあっても確実に観に行くべきだ、と思う。それが批判的な気持ちでいっぱいで在る人ならなおさらだ。
批判は沢山あるだろう。しかし、僕はとりあえず「観に行け」と思っている。
ドキュメンタリーの中に、どうしても人は「ドラマ」を求めてくる。
誰誰が遺体で発見された、他の場所で生存が確認された。
それはただ「記録」された映像の中に生れ出てくる「ストーリー」だ。
しかし、そんなものはない。
わからない。
こわい。
ただただ空気だけが伝わってくると思う。
もうひとつ。
4人の監督は「称賛」や「金子」を期待していない。
映画の後に出てこられた松林監督の姿は、縮こまっておられた。
自分がこの作品を送りだした事に、胸を張ることが出来ないように感じられた。
ヘラヘラしている。金儲け。無名な映画監督……
本当にそう思うか?
では、震災を舞台にした心温まるストーリーはいいのか?それは震災で金儲けしてないのか?
資金が潤沢にある民放は、真実を映しだしていたか?
映したくないものは、映していなかったんじゃないのか?
松林監督はご自身でこの作品を「クソ映画」と称されていた。
ただ、それでも、僕たちはこの作品を見るべきだ。
自称、良識人も。
悪人も。
この映画を観た方がいい。
特に放送学科の連中なら、尚更だ。
観ずに批判するな!この映画はそういった類のものじゃない!
感情ばかりが先行してしまう感想になった事を、ここに謝りたい。
※補足 20:47
ちゃんと、遺族の人の許可は取っている。
最後に森さん達に詰め寄った遺族の方にも、ちゃんと了承は取っている。
因みに僕のスタンスは「マスコミは信用できない」ということだ。
権力の監察、監視がモットーのはずのマスコミ自体が「権力」となりつつある今、
マスコミを両手放しで「すげー」とは思わないからね。
その僕ですら、「観た方がいい」と思うのだ。
観た方がいいと思うよ。