どうも。洋洋無。弐番です。



昨日。

空手道練馬区民大会が光が丘体育館で開催された。

今回で僕も四回目の参加となった。

練馬区はレベルが高く、僕もそうそう勝てるもんではない。

ただ、全力を出そうという心がけて胸を借りるつもりで参加した。



三年前、僕がまだ白帯だった頃。

武徳会のKさんと二回戦で当たった。

互いにパワー空手同士ということもあり、試合は泥仕合となった。

4pt差の試合で、10対6で負けるという内容に……。

ただ、その後に僕とKさんは笑い合った。

「楽しかったです、と」

昨日。

僕の組手の初戦の相手はKさんだった。

試合前に顔を見合わせ、「お願いします!」と互いの手を握った。


試合の中身は、それは綺麗な試合とは言えなかった。

互いに反則を取り合ったし、僕も軽く脳が揺れた。

再試合、僅差での敗北。

負けたけど、なんだか爽やかな気持ちだった。

開会式で、生沼連盟会長が「互いを尊敬する空手道」とおっしゃっていたのが、

心の底から理解できた。


終わった後、コートの外で二人で笑い合いながら話した。

「お互い、今回は反則もなく良かったです」
「はい。また、やりましょう」

試合で主審を務められていた先生が、僕らの処にやってきて言った。

「お二人とも、素晴らしい試合でした」


年齢も、職業も違う僕とKさん。

空手道という接点がなければ出会う事がなかったと思う。

お会いしている時間なんて、三年前と合わせても数時間。

それでも、僕とKさんは昔からの知り合いの様に話し合う事が出来た。

よかった。

空手の道を進むと言うことは、人に出会うと言うことなんだと再認識した。

良かった。

ありがとうございます。




















ちなみに、今回は人員協力で合気道部のあの娘も来てくれていた。

試合の後に「どう、見直した?」と聴けば

「うん。闘っている時はカッコよかった」と答えてくれた。

やばい、嬉しい。

嬉しすぎて、危うく昇天するところだった。

ちなみに今度、飲みに行く事になった。

僕の人生も、まんざらではないようだ。