私は昨年の今頃は、刑務所で年末年始を迎えました。
私のいた施設では、大晦日にスナック菓子とミカンが配られ、連休が終わるまでに食べきるように、という規則でした。
今はコロナのことがあるので、現在の共同室のことはわかりませんが、当時は6人部屋で12畳ほどの部屋で1週間ほど過ごしたように記憶しています。もちろんその部屋からは、ずっと出れないので、ゴールデンウィークだとかの長い休みは、私には少し苦痛でした。
ご飯食べるのも、用を足すのも全て同じ部屋です。
さて、私の言い渡された刑は2年6カ月で、その内の、ちょうど6カ月を仮釈放として出所しました。
ある日突然出所の知らせがくるのですが、事前に受刑者に対して、2回ほど、面談があります。
それはいつも通りの作業中、とあるオヤジ(刑務官)に呼び出されます。
そのオヤジは出所のための面談を担当している人なので、呼び出されると、周りの受刑者に「よかったね、仮釈近いね」などと言われるようになっていました。
刑務所ではやることが作業以外なく、精神的にもかなり暇になるので、周りの人のことがとても気になるわけです。
なので、これだけ入所や出所などの出入りが激しいと、そのオヤジに呼び出されてから、どのタイミングで出所していくのかは、大方予想がついていました。
ちょうど同じタイミングで、身元引受人にも保護司さんから連絡があるようで、受刑者には絶対に言わないという約束の元、出所日が伝えられたようです。
仮釈放のための面談が始まると、頭の中の感じたことのない、なんとも清々しい出所モードのスイッチが入り、最早周りのことなんかどうでも良くなっていました。
誰かが面会に来ようが、出所したらあれしたいこれしたいと、まさに自己中そのものでした。それはそれで、なんとも身勝手と思われていたかもしれません…
私は今現在も、就労支援で内定した会社で働き、今年の夏にはコロナにもかかりましたが、それでも周りの人達のおかげで元気に働いています。
私は来年、34歳になりますが、なんだか苦しかった20代のころに比べたら、とても楽しいですよ。
ブログを暫く更新しない間に、何度も何度も会社を辞めようと思いましたが…
この先のことは、どうなるかわかりませんが、
多分頑張っていられるなら、大丈夫です。
