刑務所内は全く自由なんかありませんが、唯一できるのが読書。私がいたところは、いわゆるエロ本が禁止だったため、資格の本で勉強したり、ひたすら中古車情報誌を眺めている人がいたり、グルメの本を見ながら、シャバでたら旨い物いっぱい食べるんだと、よだれたらしたり。
多分こんなことは刑務所出た人なら、ブログのあるあるネタかもしれません。
刑務作業と舎房(寝るところ)の往復。警察に捕まることもなければ、受刑者だとののしられることもありません。今考えてみれば、社会の中よりも精神的には楽だと思う。けど、絶対に戻りたくはありません。
それにしても、映画だとかドラマによくでてくる刑務所のイメージとは全く違うと、私は思います。同じことといえば、ほぼ全員丸刈り。
「ほぼ」というのは、丸刈り以外にも、出所が近くなったり、申告をすれば、五分刈りと言って、少し伸ばすこともできるわけです。
よく映画やテレビで映る刑務所内の風景として、
「○○○番!」と
番号で呼ばれてますよね。
もちろん番号で呼ばれることもありますが、基本的には名字で呼ばれてました。もしかして昔は番号だけだったかもしれませんね。
話を戻して、人によっては100冊以上本を持っている人もいました。それがちゃんと保管できるんです。
本の差し入れが1番嬉しかったし気が紛れました。それがたとえ、全く興味がないものだとしても、携帯が使えるわけじゃないし、とにかく嬉しかったです。
刑務所にいるとどんな小さなことでも嬉しくなります。
歯ブラシを取り替えるだけで、気分が明るくなります。それはシャバも一緒かもしれませんが、そんな小さなありがたみが、いつもの何倍にも膨れ上がります。それが刑務所の不思議なところだと思っています。