過日 - unforgettable days - -4ページ目

過日 - unforgettable days -

詩集を作ってみようと思って、書きためた詩を詰め込んでます/編集中なので、いきなり消えたり大量にupしたりします/!無断転載禁止!

 



触れれば砕けそうな背中を
黙して守る白銀の双翼
弓を引けば星が巡る


風渡る楡の樹
全てを包む夜明けの空
揺るぎない強さで
鋼鉄の微笑みを湛えて


甦る誓いの言葉
たとえ月が堕ちても

 



朝が来るたび思い出してた
いつかの春の日のこと
いつだって君は銀河の淵で
慣れないバラードを歌ってた


『君に出逢って世界を知った』


待ちはしないよ
流れる雲のような君だから


未来のどこかでまた逢えたなら
風を纏い、羽根を散らして
はにかむように笑うんだろう

 



夜更けの喚声を
閃くスターライトに乗せて
微笑みは強く
突き上げる掌は夢よりも高く
駆け抜けた彼らを
どうか忘れないで



















 

朝陽の残像
白銀の燐粉
木漏れ日に隠される
ひび割れたためいき


約束は
形の定まらない雪のように
夜明けを待たず
指先で砕けて


オリオンの誘惑
捕われたてのひら


切々と降り積もる
声だけを覚えている



















 

金木犀の花が咲いて
一度限りの夏が終わった
金木犀の香りが散って
思いに耽る秋が来た


記憶の中から歓声が聞こえる
その場所を
探し出しては笑うんだ
戻れないと知っていても


夕焼けよりも軽やかな色
モノクロよりも懐かしい歌
金木犀の香りが消えて
冷たい空は限りなく高く


硝子の窓に青空が溶ける
響き出す
探し出しては掴む この声に
ただひとつの願いを込めて


もう戻れないと知っているから
空を仰いで笑うんだ
記憶の中の歓声に
ただひとつの願いを込めて