涼やかな朝風に
さざめく緑葉のもと
手を取り合い 涙する
張りつめた水面の
夕凪にまぎれて
肩を寄せ合い 涙する
守れない約束の代わりに
ただひとつの願いをください
荒野に星が降る
両手に抱えきれない程
叩き付けるように
焼き尽くすように
迷いの石原を踏み越えて
終わりのない旅路をゆこう
天高く祈りを掲げながら
嵐の果ての陽光は
誰もが泣きながら手にするもの
今もこの手で この声で
夜明けの空を切り開いて
今宵も荒野に星が降る
叩き付けるように
焼き尽くすように
涼やかな朝風に
さざめく緑葉のもと
手を取り合い 涙する
張りつめた水面の
夕凪にまぎれて
肩を寄せ合い 涙する
守れない約束の代わりに
ただひとつの願いをください
荒野に星が降る
両手に抱えきれない程
叩き付けるように
焼き尽くすように
迷いの石原を踏み越えて
終わりのない旅路をゆこう
天高く祈りを掲げながら
嵐の果ての陽光は
誰もが泣きながら手にするもの
今もこの手で この声で
夜明けの空を切り開いて
今宵も荒野に星が降る
叩き付けるように
焼き尽くすように
目眩がする
その青さに
あなたは北の陽光
強く 優しく
揺るぎない輝き
全てを見透かして
しみわたる
凍える吹雪の
中へ 中へ
吸い込まれる
その白さに
あなたは欠けた月光
瞬く星々に護られて
慈しむ輝き
全てを掴んで
駆け上がる
氷点の夜空の
上へ 上へ
君の目の色が
何色だってかまわない
その瞳の奥に
依然として僕がいるならば
君の髪の色が
何色だってかまわない
陽の光を吸い込んで
優しく梳けば こんなにも穏やかな気持ち
君に流れる血の色が
何色だってかまわない
その手に触れて
高鳴る鼓動があるならば
少しかがんで
目線を合わせてくれるかい?
シャツの裾を
握っていさせてくれるかい?
君が
何者だってかまわない
終わりなきこの道を
共に歩いてくれるのならば
隣り合って過ごす時間は
ゆるり ゆるりと
流れていくよ
木立を揺らして踊る風は
なぜか 少し
涙を誘うよ
つまびく指先に桃色の花
伏せた瞼に祝福の金粉
せめて 今だけ
ここに居てよ
見えない言葉を口笛に乗せて
空に浮かべてみるけれど
君は優しく笑うだけ
せめて このまま
眠っていてよ
この世界がセピアに霞み
アルバムの中で朽ち果てるまで
どうか
そばに居させてよ
風の色が変わって
新しい季節がめぐる
それでもわたしは きのうのまま
きのうのわたしは おとといのまま
季節だけが
歳月だけが
知らない顔して流れていく
あのころのあのひとは
もう あのころのあのひとじゃなくて
あのときのあの場所は
もう あのときのあの場所じゃなくて
でも それがあたりまえのこと
平気な顔して歩いていくこと
みんなそうしてやってきたこと
立ち止まることは許されない
誰ひとりとして許されない
むかしいたひとは そこにはいなくて
かつてあった友情は 影さえもなくて
それでも そこにとどまるわたしは
いつまで こども でいられるの?
風だけが
変わらぬわたしをすり抜けていく