緑の美しい季節です。
暦ではもう夏を迎えつつあるので、今回は夏の季語「ホトトギス」の入った 俳句を選んでみました。
こだまして 山ホトトギス 欲しいまま
~杉田久女~
緑が萌えるような山をゆく。
鬱蒼とした緑の中、聞こえてくるホトトギスの鳴き声。
その声が山々にこだまし、自然の大きさが深く身に迫ってくるようだ。
俳句は言葉が少ないので、作品の余韻に自分の解釈を自由に加えられるような気がします。
この句も、「欲しいまま」の言葉に、自然の大きさや詠み人の心の広がりなどを 言葉以上に加えられますね。
さて、緑鮮やかな季節を表すには、マラカイトの緑がぴったりです。
深い、森閑とした森の奥底・・・そんなイメージを私はマラカイトにもっています。
萌いずる新緑の若々しさではなく、森が持つ静寂さでしょうか。
鳥の鳴き声や風の音、積み重なった落ち葉や土そして水の香り。
深い緑のこの石には、何となく安心感がありませんか。
高い癒しとヒーリング効果があるため、ストレスの軽減、 安眠効果をもたらすと言われているのですが、
マラカイトなどの縞目の石は古来から邪悪なものを跳ね除ける力があると 考えられてきました。
マラカイト、天眼石、サードオニキス、といった縞模様の石は、
いじめや嫉妬といった他人の悪意や、魔のエネルギーから自分を守るために使われていたのです。
マラカイト以外でも護身の意味を与えられた石はいくつもあるのですが、
人は何故それほどまでに身を守る石が必要なのでしょうか。
そのことを考えると、私は人間が持つ恐怖心、そしてスター・ウオーズのヨーダの言葉を思い出します。
スターウォーズのエピソード1だったと思いますが、
優秀な少年アナキンをジェダイの騎士に推薦するオビワンの進言をヨーダは退けます。
アナキンは「怖れ」を持っていると。
Fear is the path to the dark side.
Fear leads to anger.
Anger leads to hate.
Hate leads to suffering.
~怖れはダークサイドにつながる道じゃ。
怖れは怒りにかわり
怒りは憎しみにつながる。
憎しみはやがて苦しみをもたらすであろう~
幼い頃から優れた資質を持つアナキンがジェダイになれない理由。
それは能力不足ではなく「怖れ」なのです。
喪失することの恐怖、自分が害されるのではという恐怖、
それが心の平安を失わせ、ダークサイドへの道へ転がり落ちてゆく。
優れた若者であったはずのアナキンの悲劇の物語は、誰もが持ちうる弱さと悲しみを表しています。
せっかく得た大事なものを失う予兆の中で、怖れを持たずに平静な心でいることは
極めて難しい事であると。
与られるとき、そして失うとき、それぞれが人生に起こります。
一生涯得る事だけを続ける事はできず、一度得たものはやがて手を離れてゆく。
そのことを受け入れる力=怖れを手放した心、それがジェダイの騎士の条件なのでした。
怖れを手放す。
箴言ですが厳しいですね。
何かを手放そうと思っても、そのことに注目すればするほど
人は手放すものを強く握りしめてしまうように思います。
実は、マラカイトには護身だけでなく、解毒の作用もあります。
毒をリリースする深い緑の森に抱かれて怖れを手放せば、
新たな未来を受け入れる事ができる。
石はそう語っているのかもしれません。
今日の石組み: 深い森の真理
マラカイト 解き放たれる時
プレナイト エネルギーのバランス
ペリドット 若々しい灯り
水晶 湧水の浄化
ゴールドルチル 解放のあとに翔べ!
(裏のキーストーンとして)
今回はオーラソーマの74番 ヒラリオンを添えてみました。
74番 自分の真実を歩む。人生の道=プロセスを楽しむ。
※ マラカイトは水に弱いので、水で浄化するのは控えて下さい ※
