しばらく前から折々の季節の和歌のイメージで石を組んでみたいと思っていました。
そこで今日は春の歌から一つ。
石走る(いわばしる) 垂水の上のさわらびの 萌え出づる春になりにけるかも
~万葉集~志貴皇子~
雪解けの水が清流となって岩の上で砕け、きらきらと飛び散っている。
その流れのそばには、もう蕨。
ああ、春がぐんぐんと大地から湧き上がっているのだな。(たぶんこんな感じ)
この歌を習ったのは高校の古文の時だったでしょうか。
以来、春がくるとふと思い出しているのです。
そこで、きらめく雪解けの清流をフローライト×クリスタル×アクアマリン
早蕨と春の緑をペリドット×グリーンガーネット
清流の流れには深い淵もあるでしょうからその色を紫のアメジストで表現してみました。
今回のKEY STONE、中央のフローライトは
緑~紫~青~黄色と色のバリエーションの豊富な石です。
フローライトは勉強の集中に効果があるとして受験生のお守りに勧める人もいますが、
ぼんやりとした青緑のこの石を見ていると集中というか、沈静の方向性があるように感じます。
静かな心になりたいとき、そっと握り締めると青い水のほとりに連れてってくれるような。
私は、現代生活は雑音と喧騒の洪水のように、しばしば感じています。
できればプライベートな時間は、心静かに柔らかな時間が満ちたものであってほしいと思いますが、
そういう場所を生み出すには、自分の心の中に静かな場所を作りださないといけませんね。
美しい清流と若葉のある場所。
それが私のイメージする心豊かな静けさのある場所です。
フローライトはそこへの道しるべの石なのではないかと思っています。
今日の石組み~早蕨~
フローライト 新たな気の流れ
クリスタル 水の清冽さ
ペリドット 明るい自由
グリーンガーネット 不調和の緩和
アクアマリン 流れのバランス
アメジスト 深さが持つ安らぎ
