立て続けに書きたくなる衝動
パソコンの前に座る私がいる
誰にも見られていない
誰とも名乗っていない
ただここに自分が存在して
降りてくるがままに手を動かし
言葉を紡いで表現できる
いや、むしろしたくて仕方がない
ああ、私、書きたかったんだ
しゃべりたかったんだ
やりたかったんだ
感じたかったんだ
この自由で、解放感あふれる時間
どれだけ「私」というフィルターを通して
「私」という自我を纏って
書きたいことを書いていたけれど
言いたいことを言っていたけれど
本当は心の奥底から
燃えるようなエネルギーで
書きたいことを書いていなかった
いや、書かなかった
言いたいことも言っていなかった
いや、言わなかった
書けなかった・言えなかった、ではなくて
書かない・言わない、その選択をしていたんだ
私に縛られていた
怖かった
人の目が
自分の本心を知ることが
何かを伝えなくては
良いことを言わなくては
学びになることを書かなくては
いつの間にか思うがままの
私の感じたことを置き忘れて
閉じてしまってごめんなさい
でも、その自我も愛おしく感じる
あの時、その選択をしてくれてありがとう
だから今、ここに私がいる
ゆるしてね
愛してるよ
この世は、パラレルワールド

